Core i5-12500HとCore i7-11800Hを性能比較！写真・動画編集にはどっちがおすすめ？

ノートパソコン向けの「Core i7-12500H」と「Core i7-11800H」の性能を比較します。

第12世代インテルCPUはパフォーマンスが向上し、Core i5と言えでも性能は侮れないものがあります。RAW現像や動画編集を快適に行えるほどですが、従来のCore i7と比較するならどのくらい性能差があるの？っていうのは気になりますよね。この記事では実際にベンチマーク、RAW現像、動画編集などを行い、その差を比較していきます。

ここ最近で主流となっているCPUには比較対象として登場してもらっていますので参考にしてもらえると嬉しいです。

Core i5-12500H vs Core i7-11800H

解説に入っていく前に「CPUの見分け方や意味がわからない」という人がいれば、「CPUの選び方（スコア）」という記事を参考にしてください。

第12世代インテルCPUのポイント

第12世代が大きく進化した理由としてはハイブリッドアーキテクチャを採用している点です。これは高性能コアと高効率コアの2種類にわけることで、処理に合わせてパフォーマンスを引き上げたり、効率化に振ったりといったことを自動的に行ってくれるものです。

Core i5と言えども進化が目覚ましいので、深堀りしないと実際のちがいは見えてきません。それではもう少し詳しく解説していきますね。

Core i5-12500H/Core i7-11800Hの性能（スコア）は？

Core i5-12500HとCore i7-11800Hのスコアを比較してみると、ほぼ横並びのスコアになっています。ただし、Core i5-12500Hのほうがコア数が多いため、実際に動かしてみるとCore i7-11800Hよりもパフォーマンスが高そうな印象を受けます。

特に問題がないのであれば「価格が安い方を選びたい」というのは人間の心理です。特に旧製品になれば在庫処分やセールで安く手に入る可能性もあるため、Core i7-11800Hにあえて注目している人もいるでしょう。それではベンチマークテストや、実際の作業でどれくらい差がつくのかをテストしていきましょう。

比較に使ったパソコン

名前	DAIV 5N	G-Tune P5
画像
CPU	Core i7-11800H	Core i5-12500H
GPU	RTX3060	GTX1650
メモリ	16GB	32GB
SSD	512GB NVMe SSD
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マウスコンピューターから2モデルをピックアップして比較していきます。Core i7-11800Hは旧モデルにしか搭載されていませんので、現行モデルとはスペックが異なっているので注意してください。

ベンチマークソフトによる比較

CPU-Z

Core i5-12500HとCore i7-11800Hを比較すると、シングル性能で約16％、マルチスコアで約21％ほどの差があります。

これくらい差があると体感的にもちがいを感じるレベルになってきます。第12世代インテルCPUは、どれを使っても一定レベル以上の働きをしてくれるので選びやすい印象があります。高負荷作業を行わないのであればCore i7-11800Hを選択するのもありでしょうが、パフォーマンス的にはCore i5-12500Hを選択するほうが無難という印象です。

CINEBENCH

Core i5-12500HとCore i7-11800Hを比較すると、シングル性能で約11％、マルチスコアで約23％の差があります。

傾向としてはCPU-Zと似たような結果ですね。Core i7-10750Hも多くの製品に搭載されましたが、今となっては物足りない数字に見えてしまいます。

もちろんより高性能なCore i7-12700Hも選択できるため、予算に余裕のあるかたは合わせて検討してみてください。

Core i7-12700H搭載！写真編集やRAW現像におすすめのノートパソコンは？

RAW現像

参考までにRAW現像（150枚）の処理時間を計測した時間です。

RAW現像ではCore i5-12500Hが24秒ほど速く作業を完了。しかし全体的に見ると、Core i7-10750H意外はどれも十分な処理時間だと感じます。

毎日RAW現像を行うのであればともかく、Core i5を検討しているなら趣味やこれから勉強したいという人でしょう。第11世代にせよ、最新の第12世代にせよ合格ラインには十分達していると思います。安心して購入してもらって良いでしょう。

動画編集の時間を計測

一眼レフで撮影した4K動画5分のレンダリングにかかる時間を計測しました。使用した動画編集ソフトはResolveです。

動画編集においてはCore i5-12500Hの優秀さが目立ちました。GTX1650なのでちょっと厳しいかな？と感じましたが、結果的にはCore i7-11800H×RTX3060のDAIV 5Nよりも1分近く早く処理を完了しています。

Core i5-12500H vs Core i7-11800H まとめ

・第12世代CPUはどれも優秀！
・こだわりがないならCore i5-12500Hを選ぶべし
・コスパ重視ならCore i7-11800Hを選ぶのもあり
・性能重視ならCore i7-12700Hを検討しよう！

パソコンの世界でも上位モデルのほうが有利なのは間違いないので、迷ったら最新パーツを採用したモデルを選べば間違いありません。ただしCore i7-11800Hも本来十分な性能をもっているため、処分価格などで安く買えるなら選択するものありだと思います。

全体的にはCore i7-11800HよりもCore i5-12500Hのほうが良好な結果を残してくれるのも忘れてはいけませんが・・・ただし満足度の点や、Core i5搭載モデルも意外と高いことから、Core i7-12700Hを検討するのもおすすめです。

＞Core i7-12700H搭載のおすすめパソコンをチェックする

搭載おすすめパソコン

Core i7-11800Hの取り扱いがなくなってきているため、Core i5-12500H搭載モデルを中心にピックアップしています。

マウスコンピューター G-Tune P5

15.6型スタンダードサイズで使い勝手の良さと、Core i5-12500Hの高いパフォーマンスを備えたモデルです。ゲーミングモデルとしての扱いですが、32GBメモリと余裕があるので大量のデータ処理にも向いています。ただしお値段がちょっと高め・・・

マウスコンピューター DAIV 6N

16型WQXGA（2560×1600）モニターを採用しながらも、重量を約1.64kgに抑えた意欲的なモデルです。パフォーマンス面の心配は全くなく、モバイル性をフルに生かした活動が行えます。バッテリー駆動時間は約11.5時間、ACアダプターもコンパクト、PD対応など利便性も兼ねそろえています。

ASUS ROG Flow Z13

13.4型2in1ゲーミングノートパソコンで、キーボードは取り外してタブレット的な使い方ができます。約1.12kgの軽さに薄さ14.5mmのスリムボディなのでモバイル性も抜群！Thunderbolt 4も装備しているほか、別売りの外付けGPUモジュール「ROG XG Mobile」にも対応しています。

Dell G15

Core i5-12500H×RTX3050の組み合わせで税込15万円以下は安いです。このスペックなら動画編集もゲームも楽しめますし、120Hzリフレッシュレートに対応しているのもポイント。ただしサイズに見合わない約2.6kgという重さがネック・・冷却性を高めた結果とも言えますが持ち歩かない人向けかな。

マウスコンピューター G-Tune P7

17.3型大画面を採用したノートパソコンです。Core i5-12500HにRTX3050Tiを組み合わせているので、軽めの高解像データ編集にも使えるほどです。ゲームや動画編集で快適性を得られるのはメリットですが、約2.5kgを超える重さがネックです。あまり持ち歩きしない人向けです。

当ブログは予算や目的、パーツなどからパソコンが選べるようになっております。ぜひトップページからお気に入りの１台を見つけてください。

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