パソコンのパーツの中でも最も重要なのが「CPU」です。
写真編集やRAW現像といった、クリエイター向けの作業はCPU負荷が高いのでできるだけ性能の良いパーツを選択しましょう。
今回はノートパソコン用に開発された、Intel製第10世代CPUの「Core i7-10875Hが搭載された、おすすめのパソコン」を紹介していきたいと思います。
目次
Core i7-10875Hの性能(スコア)は?
名称 | スコア | クロック(OB) | コア(スレッド)数 | TDP |
Core i7-10875H | 15812 | 2.3GHz(5.1GHz) | 8コア16スレッド | 45W |
Core i7-10750H | 12688 | 2.6GHz(5.0GHz) | 6コア12スレッド | 45W |
Core i5-10300H | 9501 | 2.5GHz(4.5GHz) | 4コア8スレッド | 45W |
Core i7-9750H | 11600 | 2.6GHz(4.5GHz) | 6コア12スレッド | 45W |
Core i7-8750H | 10516 | 2.2GHz(4.1GHz) | 6コア12スレッド | 45W |
Core i7-9700 | 13709 | 3.0GHz(4.7GHz) | 8コア8スレッド | 65W |
Core i7-10875Hはクリエイター向けPCやゲーミングノートパソコンでも上位クラスの製品に採用されています。当然パフォーマンスも高く結果を求めるユーザーにはおすすめのCPUとなっています。
PassMarkスコアによるとCore i7-10875Hスコアは15812で、モバイル用としてはトップクラスのスコアだとわかります。なんならデスクトップ用のCore i7-9700を凌駕する数字です。パフォーマンスを理由にデスクトップを選ぶ時代は終わったのかもしれません。
Core i7-10750Hと比較しても約25%も高く、現行モデルでこれだけ差がついていることにも驚かされます。最近はRyzenの勢いもあって10750Hよりも10875Hを採用しているケースも多く、ラインナップも比較的豊富だなという印象もあります。
Ryzen CPU搭載モデルが気になる方はこちらの記事をどうぞ>Ryzen搭載のおすすめノートパソコンをチェックする
パーツの選び方については「パソコン・スペックの選び方」という記事でも解説しているので参考にして下さい。
Core i7-10875H、Core i7-10750H、Core i7-9750Hの実行速度比較
RAW現像の時間を比較
いくら数値で良いと言っても実際に動かしてみないと実力はわかりません。そこで、一眼レフで撮影したRAWデータ150枚をJPEGに変換する時間を計測してみました。
CPU | 処理時間 |
Core i7-10875H | 4分23秒 |
Core i7-10750H | 5分10秒 |
Core i7-9750H | 5分35秒 |
Core i7-7700HQ |
7分34秒 |
Core i7-9700 | 4分40秒 |
Core i7-10875HのRAW現像処理能力はノートパソコンとしてはトップクラスです。本当にデスクトップCPUのCore i7-9700よりも短い時間で処理を終えてしまいました・・・
従来のCore i7-9750H、Core i7-7700HQあたりよりも作業短縮に成功していますので、数年前のモデルを使っている人なら買い替えを検討しても良いレベルだと思います。
動画編集の時間を計測
RAW現像とはちがって、マルチコアの性能が結果に左右する動画編集をチェックします。ミラーレスカメラで撮影した5分程度の4K映像をレンダリングする時間を計測しました。
CPU | 処理時間 |
Core i7-10875H | 5分14秒 |
Core i7-10750H | 5分51秒 |
Core i7-9750H | 6分25秒 |
Core i7-7700HQ |
7分34秒 |
Core i7-9700 | 5分22秒 |
動画編集においてもパワフルに処理を行えます。構成次第ではありますがここでもデスクトップパソコンに勝利してしまいました。なにをやらせてもCore i7-10875Hは優秀ですね。
ただし発熱は多めなので注意が必要です。ファンの音やキーボードに伝わる熱が不快だと思う人は対策も一緒に考えておくほうが良いでしょう。
Core i7-10875Hがおすすめな人
- ノートパソコンでも性能に妥協したくない人
- RAW現像や動画編集をゴリゴリする人
- コスパよりも性能面でPCを選びたい人
ちなみに、少しでもお得に高性能なCPU搭載パソコンを手に入れたいなら、キャンペーンを狙ってみるのも手です。>BTOパソコンショップのキャンペーン・セール情報まとめ
Core i7-10875H搭載のおすすめPC
ここからはCore i7-10875Hを搭載したおすすめパソコンについて触れていきたいと思います。
ドスパラ raytrek R5
CPU | Core i7-10875H |
メモリ | 16GB |
グラボ | GeForce RTX 2060 |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
Core i7-10875H×RTX2060の組み合わせは、高品質なクリエイトノートPCの定番です。15.6型液晶パネルはsRGBカバー率約99%となっておりWebコンテンツ制作にも最適!1TBの大容量SSDも搭載していながら税別14万円台はお得です!
DAIV 5N
CPU | Core i7-10875H |
メモリ | 16GB |
グラボ | GeForce RTX 2060 |
ストレージ | 512GB NVMe SSD |
高解像データを快適に処理できるだけのパフォーマンスを備えているのに、従来モデルよりも大幅に軽量化に成功したDAIV 5Nです。重量1.77kgなので持ち運びも比較的楽ですし、出先でもパワフルな処理をしたいクリエイターに最適なモデルです。ゲーム目的なら144hzリフレッシュレートに対応した「G-Tune E5-144」もおすすめ!
Razer Blade Pro 17
CPU | Core i7-10875H |
メモリ | 16GB |
グラボ | GeForce RTX 2070Max-Q |
ストレージ | 512GB M.2 SSD |
なんと300HzリフレッシュレートのトンデモPCがRazerから登場!Core i7-10875H×RTX2070(MQ)の組み合わせで快適な処理を実現します。30万円を超える価格はハードルが高いですが所有欲を満たしてくれる数少ないモバイルPCだと思います。
G-Tune H5
CPU | Core i7-10875H |
メモリ | 16GB |
グラボ | GeForce RTX2070 SUPER |
ストレージ | 512GB NVMe SSD |
240Hzリフレッシュレート対応モニターと、それを生かせるだけのパフォーマンスをしっかりのせたゲーミングノートです。メカニカルキーボードを採用するなど製品としてのユニークさも際立っており満足度の高いパソコンになっています。ただし発熱には要注意です!
ASUS ROG Strix Scar 15
CPU | Core i7-10875H |
メモリ | 16GB |
グラボ | GeForce RTX 2070 SUPER |
ストレージ | 512GB SSD |
最強クラスのゲーミングノートパソコンで、300Hz/3msのパネルは競技性の高いシューティングゲームと相性ばっちり。最高峰のノートパソコンが欲しい人におすすめのモデルです。
まとめ
・Core i7-10875Hは最高峰の処理能力が魅力!
・本格派も満足できる性能だが熱には注意!
いかがでしたか?Core i7-10875Hの魅力が伝わったでしょうか?やや熱の問題が気がかりですが、性能的にはデスクトップを凌駕するケースもあり不満に感じることはまずないでしょう。
もし他のCPUが気になるのであれば「RAW現像・写真編集におすすめのCPUは?」という記事でチェックしてください。
Ryzen CPU搭載機もおすすめですよ!>Ryzen搭載のおすすめノートパソコンをチェックする
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