マウスコンピューターがクリエイターに向けて販売している「DAIV」!写真編集や動画編集に使いたいと注目している人も多いモデルです。
そのDAIVの中でもトップクラスに人気があるのがノートパソコンの「NG5500シリーズ」です。今回は「DAIV-NG5500H2-M2SH2を開封しながらスコアをとってレビュー」していきます。(機材貸出元:株式会社マウスコンピューター)
ノートパソコンでありながらデスクトップ並みの性能を備えているので、クリエイティブ作業も捗ります!DAIVのノートパソコンを検討している人はぜひ参考にしてみてください。
DAIV-NG5500H2-M2SH2の性能
DAIVの売れ行きの中ではデスクトップパソコンが好調という話も聞きますが、同じようにノートパソコンで絶大な人気を誇るのがNG5500シリーズです。
実際にマウスコンピューターの人気ランキングを見ても、ノートパソコンでは第2位になっています。
「え!2位って微妙じゃない?」と思うかもしれませんが、1位のモデルは14型で、液晶にあまりこだわっていないタイプです。
DAIV-NG5500シリーズは「AdobeRGB比98%による豊かな色表現が可能」ですから、写真編集や動画編集などのクリエイティブ作業に積極的に使っていきたいパソコンになっています。
第1位のNG4500シリーズと比較して、価格も数千円ほどしか変わりません。写真編集やRAW現像ならまちがいなくNG5500シリーズがおすすめです!
また、CPU、メモリ、ストレージやグラボといったパーツの違いで少しづつ性能に違いをもたせています。そういう意味では好みに合わせたパソコンが見つかりやすいのもDAIVの特徴でしょう。もちろんカスタマイズも可能です。
ちなみにDAIV-NG5500H2-M2SH2は中堅的な位置づけのパソコンですが、どのパーツを見てもスキがない構成になっています。
パソコンのパーツの選び方がわからない人は参考にしてください。
DAIV-NG5500H2-M2SH2のスペック表
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | Core i7-8700 |
グラフィックス | GeForce GTX1050(4GB) |
メモリ | 16GB(8GB×2) |
SSD | 240GB (NVMe対応/ M.2規格/ PCI Express×4 接続) |
HDD | 1TB |
チップセット | インテルZ370 チップセット |
カードリーダー | マルチカードリーダー UHS-I対応 (右側面×1) [対応メディア:SDメモリーカード (SDXC,SDHC 含む)、マルチメディアカード] |
液晶 | 15.6型 フルHD1,920×1,080 (120Hz)ノングレア(AdobeRGB比98%/LEDバックライト) |
動作時間 | 約6時間 |
サイズ | 378×250×30.0mm |
重量 | 約 2.4kg |
CPU「 Core i7-8700」の性能
搭載されているCPUは、デスクトップ用第8世代の「Core i7-8700」です。6コア12スレッドで動作するので、負荷のかかる編集作業でもサクサクです。
ノートパソコンにデスクトップのCPUを載せるなんて、簡単じゃないと思いますが・・・すごいですね。
CPU-Zによるスコアは以下の通りです。
シングルスレッド | マルチスレッド |
495.8 | 3380.9 |
CINEBENCHによるスコアは以下の通りです。スコアは1168という結果になりました。
ストレージ性能
メインストレージは240GB ADATA XPG SX8200のSSDで、M.2規格に対応したSSDです。1TBのHDDも搭載した人気のデュアルストレージ構成になっています。小さなボディなのにたくさんデータが保存できて嬉しいですね。
Cドライブ(M.2 SSD)のテスト結果
読み書きで圧倒的スコアを叩き出しています。後のHDDが可哀そうに感じてしまうくらい差がでていますね。データを頻繁に扱うクリエイトモデルだからこそ、こうした高性能なSSDを選択しておく価値は高いと言えます。
Dドライブ(HDD)のテスト結果
写真などのデータはHDDに入れて保存しましょう。
以前にノーマルタイプのSSDもテストをしたことがありますが、M.2 SSDとはかなり違います。SSDが搭載されているなら十分快適ですが、データのやり取りが多いクリエイターモデルにはM.2規格のSSDが頼りになります。
普通のSSDでのテスト結果
グラフィック性能・ゲームスコア
搭載されているグラフィックは「GTX1050(4GB)」です。いわゆるエントリー向けのグラボになりますが、静止画メインの編集ならこれでも十分快適です。プレビュー画面の生成やレンダリングも速くなりますし、軽いゲームなら快適に遊べるくらいの性能はあります。
クリエイターの方がプレゼン用のサブマシンとして、軽量かつGPU搭載のノートパソコンを選ぶことも多いそうです。
CINEBENCHR15のテスト結果
3D性能をテストする「CINEBENCHR」というソフトの計測結果です。110fpsで滑らかな再生能力を発揮してくれました。
FF15のベンチマーク
高品質 | 3840×2160 | 困難(934) |
標準品質 | 1920×1080 | 普通(3349) |
4Kレベルの処理はしんどいという結果になりました。ベンチソフトの立ち上げからもっさりしていて「これで遊びたくないな」と思っちゃうレベルです。フルHDの標準画質は個人的にはきれいで滑らかには感じました。
FF14のベンチマーク
最高品質 | 1920×1080 | とても快適 |
ドラゴンクエストXのベンチマーク
最高品質 | 1920×1080 | すごく快適 |
ドラクエXに関しては品質を変えても快適に遊べます。これくらいのスコアが出るなら、平行して軽めの作業なら動きます。
これらの結果から国内タイトルのほとんどがフルHDで問題なく遊べるといって間違いないでしょう。
RAW現像にかかる時間は?
2400万画素クラスの一眼レフで撮影したRAWデータ約150枚(5GB)を一括変換した時にかかった時間は「5分56秒」でした。
現像に使ったソフトは無料ソフトの「RawTherapee5.4」で、JPEG品質は90%、高画質での変換です。より高性能なデスクトップパソコン「DGZ520シリーズ」と変換にかかった時間は20秒ほどしか違いませんでした。
実用的な範囲といって差し支えないレベルでしょう。モバイルできることを考えるとデスクトップマシンよりも欲しいという人は多いかもしれませんね。
動画の書き出しにかかる時間は?
使用した動画編集ソフトはDAIVが推奨パソコンを販売しているResolveです。
4K動画(24P)約5分間の映像のレンダリングにかかった時間は、約4分30秒でした。データ容量は3.67GBです。
書き出しの条件は以下の通りです。
・フォーマットはMP4
・コーデックはH.264
・解像度は3840×2160
・フレームレートは24
・品質は最高品質
DAIVのデスクトップマシンよりも若干時間がかかってしまいました。動作の切り替えのタイミングでひっかかりのようなものが発生しましたが、一度読みこんでしまえば大丈夫といった感じ。最近はやりのショートムービーなら充分使えそうです。長い動画を本格的に編集するならデスクトップがおすすめですね。
DAIVのノートパソコンの静音性は?
「DAIVのパソコンはうるさい」とネットの評判では見かけます。本当にそうなのでしょうか?
確かに高負荷作業ではファンが回ってそれなりの音はしますが、我が家のデスクトップよりはるかに静かです。
僕の用途ではファンが回るような作業をするのは頻繁ではありませんし、音に関しても「ゴォー」ではなく「フィーン」といった高めの音です。音の感じ方は人それぞれでしょうが、僕はとくに問題に感じませんでした。
DAIVの出荷日は?
パソコンがいつ手に入るか気になる人も多いでしょう。DAIVの出荷予定日は「注文が確定してから4日程で出荷」です。これはカスタマイズをした場合でも変わりませんでした。
当日15時までに注文が確定した場合の目安で、土日祝は注文が確定されません。早く手元にパソコンが欲しい場合は注意しましょう。
DAIV-NG5500H2-M2SH2を開封!
それでは届いたパソコンを開封していきたいと思います。「段ボール」→「保護用(mouse)段ボール」→「DAIVの化粧箱」の3段階式になっていました(笑)
段ボールを開けると「mouse」の段ボール
続いてDAIVの化粧箱が登場します!
わくわくを何度も体験させるなんて憎い演出ですね!
付属品はシンプルで「バッテリー」「ACアダプタ」「電源コード」「サポートマニュアル」「保証書」に期間限定で「静音マウス」「U-NEXT プレミアムチケット」がついていました。
DAIV-NG5500H2-M2SH2の外観写真
かっこいい写真は公式ホームページにたくさんあるので、雰囲気のある生の写真でお伝えしていきたいと思います。
外観は落ち着きのあるシルバーで、素材はマットな感じになっています。持ち運びをしても周囲から目を引くこともなく、指紋で汚れることもない。そんな落ち着きのあるデザインです。
15.4型と割と大きな液晶サイズですが、パネルが薄いので威圧感もそれほどありません。約2.4Kgの重量がありますが、実際に手にとっても重さをさほど感じないのは薄型のボディのせいかもしれません。
背面は大きく肉抜きがされているので、排熱効果が高そうです。ゴム足も絶妙な高さで熱がこもらず、ガタつきもおこりません。肉抜きボディは堅牢性が失われていそうですがそんなことはなく、ちょっと押すくらいではたわみもありません。
キーパッドは低くて、カチャカチャと言わない静かなタイプです。個人的にはカチャカチャとタイプすると文章を打つときにリズムができて好きですが、モバイルを重視したモデルなので静かなタイプができるキーボードが採用されたのかなと思います。(最近の流行りっていうのもありますが)
ホテルのロビーや、カフェといった場所でも周囲に気を使いすぎることなく、仕事に没頭できるのはありがたいですね!
テンキーもついているので数字の入力が多い人にもおすすめ。ただ、写真のように上下左右やShiftボタンが独特になっているので、慣れが必要かもしれません。Shiftを押そうとして何度もタイプミスをしました(笑)
DAIV NG5500のインターフェース
・mini DisplayPort
・HDMI
・USB2.0
・USB3.1(Type-A)
・USB3.1(Type-C)
・マルチカードリーダー
・マイクロホン端子
・ステレオヘッドホン端子
・ネットワーク端子(LAN)
インターフェースはさすがの充実っぷりで、外部液晶モニターなどと連携できます。
液晶モニターの品質がとにかく素晴らしい!
DAIVのノートパソコンを選ぶ大きな理由の1つに「液晶モニターがきれい」なことがあげられます。AdobeRGB比98%の液晶モニターは、工場出荷時に1台1台色域をテストして結果をデータシートにしてくれます。リフレッシュレートも120Hzなのでなめらかな動画再現も魅力です。
出荷時に添付される色域データシート
品質や性能にこだわっているノートPCはほかにもありますが、ここまでこだわっているのはDAIVくらいでしょう。色域が広い液晶は正確な編集に欠かせませんし、そういう意味でもクリエイター目線で選びやすいパソコンということができます。
液晶モニターは別で用意すると結構高い買い物になりますし、下手にデスクトップを買うよりも賢い買い物ができるかもしれません。
DAIV-NG5500はこんな人におすすめ
- 高性能なノートパソコンが欲しい人
- クリエイト作業に没頭したい人
- 定期的に持ち出して使いたい人
- コスパ最高のノートPCを探している人
- 価値を生み出すことに喜びを感じる人
- 高性能な液晶モニターを持っていない人
DAIV-NG5500シリーズの感想まとめ
「DAIV-NG5500H2-M2SH2」を開封しながらスコアをとってきましたが、いかがでしたか?
今回はご縁あってマウスコンピューター様より機材をお借りすることができました。(この記事もDAIVを使って書きました)
パーツ構成はよくまとまっていますし、下手にパソコン+モニターを買うよりも安上がりになるケースだってあるはずです。今回使ってみて「デスクトップ並みの高性能なパソコンが持ち運べるのはすごいメリットだ」と感じました。
場所を選ばずに写真編集やRAW現像を楽しめますし、写真の待機時間や、撮影の隙間時間にサクサクと処理をするだけでも効率はずいぶんあがるはずです。そういう意味でも価格以上の価値はあるはずです。
ちなみにDAIVを展開しているマウスコンピューターは評判の良いBTOパソコンメーカーですし、アフターサービスもばっちりです!→DAIVの口コミや評判
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