ドスパラで販売しているゲーミングPC「GALLERIA RM5C-R46T」のレビューをします。(機材貸出元:株式会社サードウェーブ)
第14世代インテルCore i5-14400FにGeForce RTX4060Tiを採用し、ゲームはもちろん動画編集などにも対応できるパフォーマンスを誇ります。記事執筆時点でのお値段が17万円台で、最新パーツが採用されている割にはお手頃。静音性にも優れおり幅広いユーザーから支持されるモデルなんじゃないかなと感じました。
それでは、各ベンチソフトの結果や、実際にRAW現像にかかった時間などを含めて実機レビューしていこうと思います。
目次
GALLERIA RM5C-R46T レビュー
公式HP:https://www.dospara.co.jp
ドスパラの「GALLERIA RM5C-R46T」は、ゲーミングモデルとして販売されています。ランキング上位にも食い込めるほどの人気を誇っています。
ゲーミングパソコンとしては中堅的なポジションですが、第14世代インテルCPUが採用されたことで。より処理能力に優れてたモデルになりました。グラボはRTX4060Tiで描画性能も高く快適なゲーミング環境を提供してくれます。これで17万円台はコスパが優秀ですし、人気のある価格帯でもあるだけに「おすすめゲームデスクとして」扱われています。
写真編集(RAW現像)や動画編集、ゲームの実況配信など多用途に使える魅力的なモデルです。
GALLERIA RM5C-R46T スペック
CPU | Core i5-14400F |
グラフィックス | GeForce RTX 4060Ti |
メモリ | 16GB |
SSD | 500gB SSD |
公式サイト | >詳細を確認する |
パーツの話がピンとこない方は、下記の参考記事をご覧ください。基本的なことが理解してもらえるはずです。
GALLERIA RM5C-R46T外観チェック
デザイン会社とともに設計したとされるケースで、RGBライティングやクリアなサイドパネルなどを標準で採用しています。ガンメタリックな重厚感を与えつつ、どこか軽やかさも感じるデザインだと感じます。
トップには4つもUSBが装備されています。デバイス類がついつい増えてしまうユーザーにとっても嬉しい仕様ですね。斜度がついているので抜き差しも楽々です。本体側面がクリアパネルになっているので、内部を光らせて楽しむことも可能。
冷却性、静音性は?
GALLERIA RM5C-R46Tで特徴的だと思ったのが静音性です。14cm 静音FANが複数装備されているので排熱も良好ですし、とても静かで個人的にはツボでした。
GALLERIA RM5C-R46Tインターフェース
・前面:USB 3.2 Gen1 Type-A x4
・背面:USB 2.0 ×4 、USB 3.2 Gen2 Type-A ×2
・映像出力:HDMI ×2 、DisplayPort ×1※グラフィックボードを搭載しているモデルは、
モデルによって表記内容と異なる可能性があります。
性能チェック
CPU Core i5-14400Fの性能
搭載されているCPUは、第14世代のCore i5-14400Fです。10コア16スレッドのCPUで十分な処理性能を誇っています。
名称 | スコア | クロック(OB) | コア(スレッド)数 | TDP |
Core i7-14700F | 51355 | P:2.1GHz(5.4GHz) E:1.5GHz(4.2GHz) |
20コア28スレッド (P:8コア/E:12コア) |
65W |
Core i5-14400F | 25548 | P:2.5GHz(4.7GHz) E:1.8GHz(3.5GHz |
10コア16スレッド (P:6コア/E:4コア) |
65W |
Core i7-13700F | 39354 | P:2.1GHz(5.2GHz) E:1.5GHz(4.1GHz) |
16コア24スレッド (P:8コア/E:8コア) |
65W |
Core i5-13400F | 25293 | P:2.5GHz(4.6GHz) E:1.8GHz(3.3GHz) |
10コア16スレッド (P:6コア/E:4コア) |
65W |
Core i7-12700 | 31122 | P:2.1GHz(4.9GHz) E:1.6GHz(3.6GHz) |
12コア20スレッド (P:8コア/E:4コア) |
65W |
Core i5-12400 |
19333 | 2.5GHz(4.4GHz) | 6コア12スレッド | 65W |
Ryzen 7 7700X | 36456 | 4.5GHz(5.4GHz) | 8コア16スレッド | 105W |
PASSMARKの公開データによると「Core i5-14400Fは25000」ほどです。第13世代Core i5-13400Fと比較しも差はほとんどありません。わざわざ更新を考えるほどではないですね…
もちろん上位CPUのCore i7-14700やCore i7-13700との性能差はありますので、性能を求める人は上位モデルを検討することをおすすめします。>Core i7-14700搭載のおすすめパソコン
CPU-Z
CPU | シングルスレッド | マルチスレッド |
Core i7-14700F | 854.8 | 14014.0 |
Core i5-14400F | 736.8 | 6546.4 |
Core i7-13700F | 820.5 | 11336.8 |
Core i5-13400F | 724.2 | 6497.6 |
Core i7-12700 | 782.5 | 9021.6 |
Core i5-12400 | 703.6 | 5007.6 |
シングルスレッドのスコアが736.8、マルチスレッドが6546.4となりました。Core i7-13700Fと比較しても微々たる差です。性能アップを期待している人からすると少し残念な結果でしょうか。
ゲームにおいてはボトルネックになるほどではありませんが、マルチスレッドの数値も重要になるクリエイト作業においては慎重に判断しましょう。とは言え、十分高いスコアは出ていますし、第12世代以前を使用している人なら更新は有りだと思います。
CINEBENCH R20
CPU | シングル | マルチ |
Core i7-14700F |
809 | 9631 |
Core i5-14400F | 681 | 5303 |
Core i7-13700F | 773 | 7349 |
Core i5-13400F | 675 | 5262 |
Core i7-12700 | 733 | 6215 |
Core i5-12400 | 659 | 4724 |
CINEBENCH R20のスコアはシングルで681、マルチで5303となりました。ここでも第13世代Core i5-13400Fと差はなし。少なくとも体感レベルでちがいは感じられないでしょう。
SSD転送速度
ストレージの読込速度は約3500MB/s程度で十分な速度を達成しています。こだわりがあるなら読み込み速度7000MB/sのNVMe Gen 4にカスタマイズするのもおすすめです。HDDも追加できるのでデータ保存に困ることはないはずです。
GeForce RTX4060Tiのグラフィック性能・ゲームスコア
GALLERIA RM5C-R46Tに搭載されているグラフィックはGeForce RTX4060Tiです。シングルファンなのが個人的には少し残念。だけど使用に問題がある訳ではなく完全な好みです(笑)
FF15(重たいゲーム)のベンチマーク
モデル | 設定 | 結果 |
GALLERIA RM5C-R46T (RTX4060Ti) |
3840×2160(標準品質) | やや快適(6209) |
1920×1080(標準品質) | 非常に快適(16418) | |
GALLERIA RM5C-R36 (RTX3060) |
3840×2160(標準品質) | 普通(4450) |
1920×1080(標準品質) | やや快適(11827) | |
raytrek 4CXVi (RTX3060Ti) |
3840×2160(標準品質) | やや快適(5794) |
1920×1080(標準品質) | 非常に快適(15384) | |
raytrek XF (RTX3070) |
3840×2160(標準品質) | 快適(6469) |
1920×1080(標準品質) | 非常に快適(17097) |
重量級タイトルのFF15ですが、RTX4060Tiなら「4K解像度で快適」という結果が得られました。ゲーミング性能としては高く、ほぼ全てのタイトルを快適に動作できるはずです。
ただRTX4070ならワンランク上の快適性を得られます。ゲーミング性能にこだわりたいなら上位GPUを選択するのも手です。
RAW現像にかかる時間は?
約50枚(5GB)のRAWデータを一括変換した時間を計測しました。
CPU | 50枚 |
Core i7-14700F | 1分03秒 |
Core i5-14400F | 1分18秒 |
Core i7-13700F | 1分07秒 |
Core i5-13400F | 1分20秒 |
Core i7-12700 | 1分12秒 |
Core i5-12400 | 1分28秒 |
写真編集に使用するにも十分な性能をもっていることがわかりました。ただしCore i5-13400からの進化はほとんどなし、更新するなら第12世代以前とい答えは変わりません。
動画の書き出しにかかる時間は?
動画編集ソフトはResolveを使って書き出し時間をテストします。書き出しの条件は以下の通り。
・フォーマットはMP4
・コーデックはH.264
・解像度は3840×2160
・フレームレートは24
・品質は最高品質
CPU | 処理時間 |
Core i7-14700F×RTX4060 |
2分31秒 |
Core i5-14400F×RTX4060Ti | 3分26秒 |
Core i5-13400F×RTX4060Ti | 3分27秒 |
Core i7-13700F×RTX3060Ti | 2分54秒 |
Core i5-13400F×RTX3060 | 3分27秒 |
Core i5-14400F×RTX4060Ti搭載モデルなので、ちょっとした高解像データ編集にも使えます。従来モデルからの大幅な進化は望めないものの動画編集能力としては十分な性能を持っているので検討する価値はあります。Core i5×RTX4060Tiで能力不足を感じるのは上級者くらいじゃないでしょうか。
出荷は遅い?どれくらいで到着するの?
パソコンがいつ手に入るか気になる人も多いでしょう。当モデルは翌日出荷になっていました。これは急ぎでパソコンが必要になった方にも嬉しいサービスですね!
GALLERIA RM5C-R46T デメリット
・Core i5-13400Fとの差はほとんどなし
・Type-Cが非搭載
第13世代Core i5-13400Fから性能はほぼ横ばいではあるものの、正直デメリットと言えるほどの問題を抱えているモデルではありません。Core i7ほど必要ないという人も多いでしょうし、価格と性能のバランスを考えたら売れているのも納得できます。ただしType-Cが非搭載なのがネックに感じました。
GALLERIA RM5C-R46Tはこんな人におすすめ
- 性能と価格のバランスが良いモデルが欲しい人
- ゲームもクリエイティブも楽しみたい人
- コストパフォーマンス重視の人
- 急ぎでパソコンが必要になった人
公式HP:https://www.dospara.co.jp
GALLERIA RM5C-R46T 感想まとめ
GALLERIA RM5C-R46Tを使って様々なテストを行ってきました。
Core i5-14400FとRTX4060TIは、処理能力で不満を感じることはなく価格も良心的です。コストパフォーマンス的にはドスパラが販売するデスクトップパソコンでもトップクラスだと思いす。納期も早いですし「明日にでもパソコンが必要」という人には助かるでしょう。
ドスパラは国内生産ですし、万が一の時は実店舗で相談もできるので安心感があります。>>ドスパラのおすすめパソコンをもっと見る
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