マウスコンピューターの「G-Tune E5-I7G60BK-A」をレビューします。(機材貸出元:株式会社マウスコンピューター)
第13世代Core i7-13650HXとGeForce RTX4060を採用したゲーミングノートパソコンです。15.3型WQXGA液晶は240Hzリフレッシュレートに対応しているので速い動きにも強く、解像度も高めで作業性も抜群です。アルミ素材を採用した筐体は軽量で質感も抜群!ここにきて本命の製品が投入されました。
各ベンチソフトの結果や、RAW現像、動画編集などにかかった時間も掲載していますので参考にして下さい。
目次
G-Tune E5-I7G60BK-A レビュー
公式HP:https://www.mouse-jp.co.jp/
マウスコンピューターのG-Tune E5-I7G60BK-Aは、ドストライクのゲーミングノートパソコンですね。本機でゲームを楽しみたいガチ勢はもちろん、中級者のメインパソコンとして活躍が期待できます。
もちろん初めてゲーミングノートパソコンとして購入するのも良いですし、初心者や学生さんから・・・つまりゲーミングノートが欲しい全ユーザーにおすすめできる製品です(笑)
G-Tune E5-I7G60BK-Aはアルミ素材の筐体で直線をいかしたデザインになっています。特に狙いすぎたような味付けもないので万人受けするデザインになっていると思います。
サイズは342×245×22.1mmでやや厚みがありますが、その分冷却面も期待できそうな雰囲気が漂っています。特に製品後方に設置されている大型の冷却口は存在感があり、高負荷時に発生した熱を効率的に吐き出してくれます。
重量は約2.09kgでゲーミングノートとしてや、スペックを考えるとやや軽い部類に入ると思います。
底面には2基のファンを装備、高いパフォーマンスを長時間維持できるようになっています。数値的な厚みはありますが、これでも従来製品よりも4.2mmほど薄くなり、250g軽量化に成功したんだとか。
ACアダプターも従来製品よりも小型軽量化が図られており持ち出しがしやすくなっています。メーカーの軽量化に対する姿勢が好印象ですね。
ちなみにバッテリー駆動時間は約6.5時間。高負荷作業ではこの限りではありませんが一般的な数値だと思います。
240Hz高リフレッシュレート対応液晶パネルは、解像度が2560×1600と高く作業性にも優れています。動画編集などの編集ソフトなどでも効率的に作業ができるほか、高精細で低遅延のゲームプレイが可能になっています。
キーボードはテンキー付きで一部のキーは一回り小さくなっています。個人的には十字キーを小さくしなかったことを評価したいと感じました。打鍵感も自然ですしタイピングしやすいです。複数キーの同時押しに対応するnキーロールオーバーにも対応しています。複雑な操作も受け付けてくれるはずです。
バックライトはゲーミングらしい仕様。
・USB3.0×4個 (右側面 Type-A×2 / 左側面 Type-C×1 / Type-A×1)
・Thunderbolt™ 4×1個
・Wi-Fi 6E、Bluetooth 5、SDカードリーダーなど
Type-C端子が画像出力に非対応なのが悲しいですが、背面のThunderbolt端子が画面出力とUSB PD入出力に対応しています。
G-Tune E5-I7G60BK-A スペック/パーツ構成
CPU:Core i7-13650H
GPU:GeForce RTX4060
メモリ:16GB
SSD:500GB SSD
税込価格:239,800円
詳細:公式サイトをチェックする
※構成は記事執筆時の内容で変更になる可能性があります。
今回紹介するモデル以外にも、Core i9-14900HXを採用した上位モデルやJeSU公認モデルなどが用意されています。一度公式サイトをチェックしておくのも良いでしょう。
パーツの話がピンとこない方は、下記の参考記事をご覧ください。基本的なことが理解してもらえるはずです。
G-Tune E5-I7G60BK-A 性能チェック
CPU Core i7-13650HX
G-Tune E5-I7G60BK-Aに搭載されているCPUはCore i7-13650HXです。14コア20スレッドのCPUで高い処理能力を持っています。
名称 | スコア | クロック(OB) | コア(スレッド)数 | TDP |
Core i7-13650HX | 31715 | P:2.6GHz(4.9GHz) E:1.9GHz(3.6GHz) |
14コア20スレッド (P:6コア/E:8コア) |
55W |
Core i7-13700H | 29810 | P:2.4GHz(5.0GHz) E:1.8GHz(3.7GHz) |
14コア20スレッド (P:6コア/E:8コア) |
45W |
Core i7-12700H | 27581 | P:2.3GHz(4.7GHz) E:1.7GHz(3.5GHz) |
14コア20スレッド (P:6コア/E:8コア) |
45W |
Core i7-12650H |
24621 | P:2.3GHz(4.7GHz) E:1.7GHz(3.5GHz) |
10コア16スレッド (P:6コア/E:4コア) |
45W |
Core i7-13650HXのスコアは30000を超えておりデスクトップパソコンにも負けない処理能力を発揮します。Core i7-13700Hと比較しても約6%高いスコアです。
CPU-Z
CPU | シングルスレッド | マルチスレッド |
Core i7-13650HX | 783.4 | 7865.3 |
Core i7-13700H | 789.3 | 7920.8 |
Core i7-12700H | 725.7 | 7462.5 |
Core i7-12650H | 745.5 | 6567.3 |
シングルスレッドのスコアが783.4、マルチスレッドが7865.3になりました。
これはCore i7-13700Hとほぼ同等のスコアとなっており体感的に差を感じられるほどではないはずです。この後しっかりチェックしていきましょう。
CINEBENCH R20(R23)
CPU | シングル(R23) | マルチ(R23) |
Core i7-13650HX | 697(1864) | 4617(17264) |
Core i7-13700H | 739 | 5728 |
Core i7-12700H | 677 | 5347 |
Core i7-12650H | 697 | 4617 |
CINEBENCH R20スコアは、シングル697で、マルチ4617でした。先のテストでは同等だったCore i7-13700Hよりも少しスコアを落とす形になっています。
GeForce RTX4060 ゲーム・描画性能
GPU | 設定 | スコア |
RTX4060 | 3840×2160(標準品質) | やや快適(5169) |
1920×1080(標準品質) | とても快適(11641) | |
RTX4050 | 3840×2160(標準品質) | 普通(4066) |
1920×1080(標準品質) | 非常に快適(11812) | |
RTX3050 | 1920×1080(標準品質) | やや快適(5897) |
重量級タイトルのFF15では4K標準設定でやや快適、フルHD標準設定でとても快適という結果が得られました。
下位モデルのRTX4050を見てみると、フルHDクラスだとほぼ同じ結果になっているんですよね・・・ただし高解像領域ではRTX4060が約27%も高いスコアになっています。負荷のかかる状態でこそ条件的に有利でありたいゲーミングですからRTX4060を選ぶほうが幸せになれる印象です。
RAW現像
無料ソフトの「RawTherapee」で現像処理時間をチェックしました。
CPU | 50枚 |
Core i7-13650HX | 1分12秒 |
Core i7-13700H | 1分15秒 |
Core i7-12700H | 1分15秒 |
Core i7-12650H | 1分15秒 |
Core i7-13650HXでRAW現像を行ったところ処理時間は50枚で1分12秒でした。Core i7-12700H、Core i7-13700Hと大きな差は見られませんが、逆にどれを選んでも大丈夫という安心材料としてとらえられると思います。
動画編集
動画編集ソフトはResolveで4K動画(24P)約5分間の映像のレンダリングにかかった時間を計測しました。書き出しの条件は以下の通りです。
書き出しの条件は以下の通りです。
・フォーマットはMP4
・コーデックはH.264
・解像度は3840×2160
・フレームレートは24
・品質は最高品質
モデル | 構成 | 処理時間 |
G-Tune E5-I7G60BK-A | Core i7-13650HX×RTX4060 | 2分48秒 |
DAIV S4 | Core i7-13700H×RTX4060 | 3分26秒 |
raytrek R6-AA | Core i7-12700H×RTX3060 | 3分54秒 |
G-Tune E4 | Core i7-12650H×RTX4050 | 4分03秒 |
動画編集においても十分な処理能力を見せており、ここに並べたモデルの中では最速の処理時間となっています。動画編集にも強いですし、ゲームの実況配信なんかも楽しめると思います。
出荷は遅い?どれくらいで到着するの?
G-Tune E5-I7G60BK-Aの出荷予定日はだいたい「注文が確定してから3日程で出荷」です。これはカスタマイズをした場合でも変わりません。納期に関しては購入時に確実にチェックするようにしてください。
当日15時までに注文が確定した場合の目安で、土日祝は注文が確定されません。早く手元にパソコンが欲しい場合は注意しましょう。
G-Tune E5-I7G60BK-Aはこんな人におすすめ
- 高性能なゲーミングノートが欲しい人
- 長く使えるモデルを選びたい人
- デスクトップ並みの処理能力が必要な人
- 少し負担があっても持ち歩きたい人
公式HP:https://www.mouse-jp.co.jp/
G-Tune E5-I7G60BK-Aの感想まとめ
G-Tune E5-I7G60BK-Aは、ゲーミングパソコンとしてしっかり遊べるモデルになっています。性能の高さはもちろん、筐体の質感や高性能な液晶モニターのおかげで使用感は抜群ですね。多少重さはあるものの持ち歩けないほどではありませんし、ACアダプターなどもコンパクトなので高性能を持ち歩きたい人にも向いていると思います。約24万円というお値段的なところでは、標準で3年保証がついていたり、24時間365日電話サポートが付属しているのを考えると十分納得できると思います。初心者から上級者まで幅広くおすすめできるモデルだと感じましたよ!
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マウスコンピューターは国内生産の安心できるメーカーさんです。魅力的なパソコンを他にも多数販売しています。より高い性能を求める方は、こちらの記事も参考にしてください。
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