パソコンのパーツの中でも最も重要なのが「CPU」です。
写真編集やRAW現像といった、クリエイター向けの作業はCPU負荷が高いのでできるだけ性能の良いパーツを選択しましょう。
今回はノートパソコン用に開発された、Intel製第11世代CPUの「Core i5-11400Hが搭載された、おすすめのノートパソコン」を紹介していきたいと思います。
目次
Core i5-11400Hの性能(スコア)は?
名称 | スコア | クロック(OB) | コア(スレッド)数 | TDP |
Core i5-11400H | 14652 | 2.2GHz(4.5GHz) | 6コア12スレッド | 45W |
Core i5-10300H | 9501 | 2.5GHz(4.5GHz) | 4コア8スレッド | 45W |
Core i7-10750H |
12688 | 2.6GHz(5.0GHz) | 6コア12スレッド | 45W |
Core i7-9750H | 11600 | 2.6GHz(4.5GHz) | 6コア12スレッド | 45W |
第11世代のCore i5-11400Hは、従来モデルのCore i5-10300Hと比較すると約54%もスコアが向上しています。Core i5と言いながらも、Core i7を凌駕してしまうレベルです。
これまでCore i5といえばライトユーザー向けのCPUでしたが、スコアが15000にせまることから写真編集や動画編集といったクリエイト作業も快適と感じるはずです。
性能面に期待できる変わりといってはなんですが、コスト面ではやや上昇している傾向があるように見受けられます。世界的な半導体供給不足を考えても仕方がないことなのかもしれません…
パーツの選び方については「パソコン・スペックの選び方」という記事でも解説しているので参考にして下さい。
RAW現像の時間を比較
いくら数値で良いと言っても実際に動かしてみないと実力はわかりません。そこで、一眼レフで撮影したRAWデータ150枚をJPEGに変換する時間を計測してみました。
CPU | 処理時間 |
Core i5-11400H | 4分40秒 |
Core i5-10300H | 6分12秒 |
Core i7-10750H | 5分10秒 |
Core i7-9750H | 5分35秒 |
RAW現像の処理時間は5分を切っており、Core i7-10750Hと比較しても短い時間で処理が完了できます。従来のCore i7よりも作業短縮に貢献してくれますので、数年前のモデルを使っている人なら買い替えを検討しても良いと思います。
CPU-Zによるスコア
どうしてそこまで処理能力が高いのか?CPU-Zというベンチマークソフトでチェックします。
Core i5-11400H
Core i5-10300H
CPU | シングルスレッド | マルチスレッド |
Core i5-11400H | 607.4 | 3876.2 |
Core i5-10300H | 480.3 | 2476.0 |
Core i7-10750H | 514.3 | 3779.6 |
CPU-Zのテスト結果では、シングルスレッドが607.4、マルチスレッドで3876.2というスコアを叩き出します。
Core i7-10750Hと比較してもシングルで約18%、マルチで約2%ほど高スコアです。マルチスレッドに関しては誤差範囲かもしれませんが、シングルでははっきりとした違いを見て取れます。体感的にも「コレ本当にCore i5か?」と感じるほどです。
Core i7に匹敵するという前情報は、本当に間違いがなさそうです。これで価格が抑えられるなら間違いなくコストパフォーマンスは優れていますね。ゲーミング用途でも使えそうな気がします。
Core i5-11400Hがおすすめな人
- 性能と価格が両立したノートPCが欲しい人
- 写真編集(RAW現像)を楽しみたい人
- 予算が15万円前後という人
ちなみに、少しでもお得に高性能なCPU搭載パソコンを手に入れたいなら、キャンペーンを狙ってみるのも手です。>BTOパソコンショップのキャンペーン・セール情報まとめ
Core i5-11400H搭載のおすすめPC
ここからはCore i5-1140Hを搭載したおすすめパソコンについて触れていきたいと思います。
ドスパラ GALLERIA RL5C-R35T
個人的にイチオシなのがGALLERIA RL5C-R35Tです。グラフィックにRTX3050Tiを採用しており、多くのゲームを快適に動作させることが可能です。144Hzリフレッシュレートにも対応しており、約15万円という価格にも納得がいきます。
ASUS TUF Gaming F15
RTX3060を採用し、ミリタリーグレードのタフさをもったゲーミングノートパソコンです。天面にメタル素材を採用するなど安っぽさもなく、約15万円という価格は魅力的です。メインでも十分使える性能ですが、しっかり遊べるサブPCが欲しい人にも良いかもしれません。
ドスパラ GALLERIA RL5C-G50
先に紹介したGALLERIA RL5C-R35Tよりもエントリーよりのモデルです。写真やイラストがメインといった人や、グラフィック性能をそこまで必要としない人にはGTX1650でも十分です。フルHDクラスの動画編集も快適ですし、価格も税込11万円台からと費用を抑えることができます。
Dell G15
Core i5-11400H×RTX3050の組み合わせで、税込11万円台はかなり安いです。ただしメモリが8GBで不安気味なのと、重量が重く、サイズも大きめになっているのは注意が必要です。本格的な写真・動画編集はしない、コスパよくゲームを遊びたいといった人向けの製品かもしれません。
まとめ
・Core i5-11400HはCore i7に匹敵する性能!
・価格は上昇傾向、15万円前後の製品が多い!
いかがでしたか?Core i5-11400Hの魅力が伝わったでしょうか?もし他のCPUが気になるのであれば「RAW現像・写真編集におすすめのCPUは?」という記事でチェックしてください。
またケースバイケースですが価格が落ち着いてきたCore i7-10750Hを選ぶシーンもあるかと思います。こちらも合わせて検討ください。
>Core i7-10750H搭載のおすすめパソコン
>Core i5-11400HとCore i7-10750Hを比較してみた
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