NVIDIA GeForce MX150は、ノートパソコンのグラフィック性能を高めるためのパーツです。CPU内蔵のグラフィックだけだと、写真編集やイラストといったクリエイティブな作業は快適とは言えません。そこでGeForce MX150のような専用グラフィックが必要になるということです。
市場を見ると、14型でも軽量コンパクトなものや、テント型になるコンバーチブルタイプなどユニークな製品が多いのが特徴です。個人的には今最も注目しているラインだったりします。
RAW現像や写真編集には充分に使っていけるグラフィック性能でもありますが、人によっては選ばないほうが良い場合もあります。そこで「MX150搭載のおすすめのノートパソコン」と一緒に、注意点なんかも書いて見たいと思います。
>GeForce MX250搭載のおすすめパソコンはこちら >GeForce MX330搭載のおすすめパソコンはこちら |
目次
GeForce MX150の性能
GeForce GTX1060 (6GB) | 8172 |
GeForce GTX1050Ti (4GB) | 5923 |
GeForce GTX1050 (2GB) | 4465 |
GeForce MX330(2GB) | 2723 |
GeForce MX250(2GB) | 2582 |
GeForce MX150(2GB) | 2378 |
GeForce MX150を搭載したノートパソコンは、いわゆる高性能なビジネス向けノートパソコンに採用されているのをよく見ます。予算で言えば10万円強といったところでしょうか。
MX150を搭載する意味としては、映像系の処理をサポートすることです。例えば、プロジェクターを使ったプレゼンでカクカクしなくなったり、ゲームの動作を快適にしたりといったことに期待ができます。ただし、エントリー向けの性能しかもっていないため過度な期待は禁物です。
写真編集、RAW現像に関して言えば、GeForce MX150は静止画編集用途としては充分な性能がありますが「一度にたくさんのRAWデータを処理する人」「高画素フルサイズを使っている人」はもたつきを感じりるはずです。
編集作業になれている中級者以上の方は、より高い性能をもったGTX1050以上を選択したほうが無難でしょう。
ゲーム性能
MX150搭載のノートパソコンをテストすることがあったのですが、フルHDクラスの軽量なゲームは比較的快適に動作しました。タイトルによっては多少のもたつきを感じるものの、設定さえ落とせば何とか遊べるかなといった感じです。外出時にサクッとゲームを遊びたい人からすると、魅力的に映るでしょう。
GeForce MX150がおすすめな人
- RAW現像初心者の方
- 価格重視の方
- 動画編集は考えてない方
- ドラクエ10など軽めのゲームがしたい方
- スタイリッシュなノートPCが欲しい方
MX150搭載のおすすめノートパソコン
ASUS ZenBook Flip 14 UX461UN
CPU | Core i5-8250U |
メモリ | 8GB |
グラボ | GeForce MX 150 (2GB) |
ストレージ | 256GB SSD |
MX150を搭載したモデルで、最もおすすめなのがASUSのZenBook Flip 14(UX461UN)です。面白いのはディスプレイが360度回転することで、タブレットのようにも使えることです。タッチペンにも対応しているので、編集作業を膝の上ですることも可能。IPSの広い視野率も確保していますし、sRGB100%なのでリアルな色を楽しむこともできます。テントモードで動画を楽しむも良し、しっかりと作業するのも良し、アイデア次第で楽しみ方は無限大です。
マウスコンピューター m-Book R500SN-M2SH2
CPU | Core i7-8565U |
メモリ | 8GB |
グラボ | GeForce MX 150 (2GB) |
ストレージ | 256GB SSD +1TB HDD |
ナローベゼル採用ですっきりとしたデザインと、没入感をもたせたモデルです。CPUもCore i7採用で、処理能力に期待がもてます。ストレージも高速なSSDと大容量HDD搭載で、すぐに容量不足に陥ることもありません。人気の15.6型フルHD液晶で2Kgを切る軽量さも魅力です。視認性や作業性をキープしながら、性能も高くて、軽いという理想的なモデルです。
まとめ
・GeForce MX150はモバイルの心強い味方になる!
・高画素カメラを使ってたり、大量のRAWデータを扱う人は上位モデルを選ぼう!
MX150を搭載したモデルはあまり多くありませんが、それでも少しづつ市場に増えてきています。個人的にはこうした省電力かつ軽量なグラフィックを搭載したモデルは今後も増えてくると読んでいます。
ただし、MX150はサポート的な使い方を目的としているため、搭載されているCPUも省電力のタイプが多いようにも感じます。目的によっては実力不足に陥る場合もあるので、処理能力を優先しているようなGTX1050以上のパソコンのほうが良い場合もあります。
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