GeForce RTX3060(Ti)とGeForce RTX3070(Ti)の性能比較！写真・動画編集におすすめパソコンは？

今回は「GeForce RTX3060Ti」と「GeForce RTX3070Ti」の性能比較をします。

グラボとしてはミドル～ミドルハイあたりに位置する両者ですが、どの程度性能がちがうのか？気になりますよね性能だけなら上位のGeForce RTX3070Tiを選べばいいですが、性能差やコスパ的なところはどうなのかも確認していきます。

ゲームのベンチスコアはもちろん、写真編集や動画のレンダリングにかかった時間も掲載していますので参考にしてください。

GeForce RTX3060Ti vs GeForce RTX3070Ti

解説に入っていく前に「GPUの見分け方や意味がわからない」という人がいれば、「GPUの選び方（スコア）」という記事を参考にしてください。

ちなみにこの記事では、仕様や規格といった情報はあえて紹介しておりません。その代わり「実行速度」をできるだけ重視してお伝えしておりますので参考にしてもらえると嬉しいです。

注意

掲載されたスコアは参考データであり性能を約束するものではございません。

GeForce GTX3060TiとGeForce RTX3070Tiを見てみると、スコアでは約18％ほどの差だとわかりました。

立ち位置的には圧倒的にGeForce RTX3070Tiが上ですし、比較検討するならRTX3070のほうが現実的な気がします。ただしBTOパソコンではGeForce RTX3070Tiを搭載したモデルが25万円前後からであるのに対し、RTX3060Tiは17万円前後からと大きな開きがあります。

この価格差があれば良いモニターを買ったり、PC周辺機器をそろえるほうが全体的な快適性は上がるはず。ただし性能に妥協ができれば・・・ということで妥協点になり得るのか探っていきましょう。

今回はマウスコンピューターとガレリアのゲーミングPCを比較しています。倍万円の価格差がどう出てくるのかチェックしていきましょう(笑)

ここからは、実際に僕がテストした数値を公表しながら性能差を見ていきたいと思います。

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RTX3070Ti

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RTX3060Ti

RTX3060TiとRTX3070Tiを比較すると、フルHDクラスで約32％、4K解像度で約28％もの差がつきます。こうなってくると比較対象にならないレベルで、しっかりとグレードのちがいを見せつける形になりした。

ただしこれはあくまで性能面でのお話。目的が快適性ならRTX3070Tiを選ぶしかありませんが、「動かす」ことが目的であればRTX3060Tiだって十分なパフォーマンスです。4Kでも普通ですし、フルHDクラスしかプレイしないのであれば不満はまず出ません。

むしろGeForce RTX3070Ti以上が必要になるプレイヤーって、全体数から見るとかなり限られているような気はします。自分なら確実に安いRTX3060Tiを購入して、デバイス類をそろえますね。

RawTherapeeというソフトを使ってRAWの一括変換150枚にかかった時間を測定します。

RAW現像はどちらかと言えばCPU性能が重視される作業ですが、GPUやメモリでどれくらい差が出るのか見てみましょう。

RAW現像はどちらかと言うとCPU性能が重視されるので、グラフィック性能はおまけ程度にしか効きません。

さすがにCore i5だと時間がかかってしまう印象ですが、現像処理自体は問題なく行えます。数枚をじっくり作りこむタイプなら気にならないはずです。もちろん最新のCPUを選択すればもっと時間は短くなりますし、RAW現像を目的にしているのに超高性能なグラボをつむのは得策とは思えません。

カラーマネジメントモニターなどを購入するほうが、現像的な環境というか、実力はつくと思います。

一眼レフで撮影した5分間の4K動画のレンダリングにかかる時間を計測しました。使用した動画編集ソフトはResolveです。