Core i5-13400とCore i7-12700を性能比較！RAW現像、動画編集するならどっちがおすすめ？

Intel 第13世代CPUが発売されたので従来CPUと性能差をチェックします。

対象は「Core i5-13400」と「Core i7-12700」を比較していきます。ベンチマークやRAW現像、動画編集にどれくらいのちがいがあるのかを見ていきます。

Ryzen CPUにも比較対象として登場してもらっていますので、参考にしてもらえると嬉しいです。

Core i5-13400 vs Core i7-12700

解説に入っていく前に「CPUの見分け方や意味がわからない」という人がいれば、「CPUの選び方（スコア）」という記事を参考にしてください。

CPUスコア（PASSMARK）性能一覧

スコアはPASSMARKが公開しているデータを参考にしています。

Core i5-13400とCore i7-12700のスコアを比較してみると約18％Core i7-12700が高くなります。

第12世代CPUは大幅にパフォーマンスがアップしており、どのモデルを使ってもこれまで以上の結果を出してくれていました。そう考えると第12世代で十分な訳ですが、世代が変わると従来のCore i7が新世代のCore i5相当になっていたりもします。今回は従来のCore i7を超えるほどではないため慎重な判断が必要という感じがします。

ちなみに第13世代Core i5-13400搭載モデルはグラボ非搭載なら10万円くらいから、メインの価格帯は16万円前後といったところ。第12世代Core i7-12700搭載モデルだと、メインの価格帯は20万円を切るあたりになっています。

比較に使ったパソコン

名前	DAIV Z7	GALLERIA RM5C-R36
画像
CPU	Core i7-12700	Core i5-13400
GPU	RTX3060	RTX3060
メモリ	32GB	16GB
ストレージ	512GB SSD＋2TB HDD	500GB SSD
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マウスコンピューターとドスパラのデスクトップパソコンで比較を行います。

ベンチソフトによる性能比較

ここからは、実際に僕がテストした数値を公表しながら性能差を見ていきたいと思います。

CPU-Zによるスコア

Core i7-12700のほうが全体的にスコアは高く、シングルスレッドでは約3％、マルチスレッドでは約38％も高いスコアです。

シングル性能はほとんど同等クラスと見ても問題なさそうですが、マルチスレッド能力にかなり開きがあります。動画編集などのマルチ性能が必要な作業を多く行う人は、旧世代Core i7-12700を選択するほうが良さそうです。

CINEBENCH R20によるベンチマークスコア

CINEBENCH R20のテストでも傾向は同じで、Core i7-12700が高スコアを出ます。Core i5-13400と比較するとシングルスレッドは約7％高く、マルチスレッドでは約28%高くなりました。

性能だけならCore i7-12700が良さそうですが、Core i5-13400は第11世代Core i7-11700を完璧に上回っています。そういう意味では悪いCPUではありませんので、実作業でどの程度差が出てくるか（許容できるか）にかかってきそうです。

RAWの一括変換にかかった時間を比較

RAWの一括変換にかかった時間を測定するために、一眼レフで撮影した150枚（5GB）の写真を現像します。

RAW現像でもCore i7-12700が速く処理を終えています。さすがにベンチマーク通りといったところですが、50枚/5秒の差なら許せる人も結構多いのでは？

日常的に大量のRAW現像を行うなら小さい差ではないはずですが、趣味レベルであればどちらのCPUを選択しても問題はありません。

動画のレンダリングにかかった時間を比較

一眼レフで撮影した5分間の4K動画のレンダリングにかかる時間を計測しました。使用した動画編集ソフトはResolveです。

動画編集でもCore i7-12700の性能が有利な印象ですね。同じRTX3060を搭載していても30秒ほど差が出てきます。

作業中の快適度や、扱うデータの重さなど総合的に考えるとCore i7-12700を選択するほうが快適でしょう。しかし高度な作業を行わないのであればCore i5-13400も検討して問題ありません。

Core i5-13400 vs Core i7-12700 まとめ

・処理能力重視ならCore i7-12700を選ぶべし！
・シングル約5％、マルチ約30％ほどの差がある！
・趣味使いならCore i5-13400でも十分！
・第11世代以前のCPUを選ぶ理由はない！

第12世代CPUと比較してきましたが、処理能力だけならCore i7-12700と言う感じですね。新世代になったことでCore i5が従来のCore i7を超えるといった現象は起きませんでした。価格が同じくらいであればCore i7-12700一択という感じですね。ただしCore i5-13400が能力不足ということはないので、一般ユーザー（高度な処理は行わない）なら検討する価値はあるでしょう。

Ryzenと比較しても安定性やアプリとの親和性の面ではインテルが強いでしょうし、第12～第13世代はかなり狙い目だと思います。＞Ryzen搭載のおすすめパソコンをチェックする

おすすめパソコン

マウスコンピューター DAIV Z7

マウスコンピューターのクリエイターモデルである「DAIV」のミドルクラスデスクトップパソコンです。第12世代Core i7-12700×RTX3060はクリエイターに人気の組み合わせです。高解像データ編集も視野に入るほど高性能です。

ドスパラ GALLERIA RM5C-R36

CPUに第13世代インテル Core i5-13400Fを採用し、性能とコストパフォーマンスを確保したデスクトップパソコンです。グラボにはGeForce RTX3060が採用されており、ゲームはもちろん、高度な動画編集にも対応できるパフォーマンスを誇ります。

フロンティア GXシリーズ

フロンティアのセールモデルで、この構成でありながら15万円は安いです。Core i5-13400F×RTX3060Tiなら十分な処理能力を持っていますし、ちょっとした重量級データにも対応できるはずです。オンラインゲームや4K動画編集など幅広い用途で使っていけるコスパ抜群のモデルです！

ドスパラ raytrek MX

最新世代のパフォーマンスが欲しいならCore i7-13700搭載モデルもおすすめ！高い処理能力を活かして、効率的にRAW現像を行えるPCです。グラボをあえてエントリークラスにすることで、税込み15万円台という価格を実現。日常的に大量の現像作業を行うならメモリを32GB以上にするのもおすすめ！

Legion Tower 5i

Core i5-13400F×RTX3050なら、写真や画像、イラストなどの静止画からフルHDクラスの動画編集も楽しめます。価格も税込14万円台からとリーズナブルで初心者の方やライトユーザーにもおすすめのモデルです。

当ブログは予算や目的、パーツなどからパソコンが選べるようになっております。ぜひトップページからお気に入りの１台を見つけてください。

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