Core i7-13700とCore i5-13400 性能比較！RAW現像、動画編集するならどっちがおすすめ？

Intel 第13世代CPUがの性能差をチェックします。

対象は「Core i7-13700」と「Core i5-13400」を比較していきます。人気どころのCPUですし「Core i7とCore i5どっちにしよう？」と悩んでいる人も多いです。ベンチマークテストやRAW現像、動画編集にどれくらいの差が出るのかを見ていきましょう。

Ryzen CPUにも比較対象として登場してもらっていますので、参考にしてもらえると嬉しいです。

Core i7-13700 vs Core i5-13400

解説に入っていく前に「CPUの見分け方や意味がわからない」という人がいれば、「CPUの選び方（スコア）」という記事を参考にしてください。

CPUスコア（PASSMARK）性能一覧

スコアはPASSMARKが公開しているデータを参考にしています。

Core i7-13700とCore i5-13400のスコアを比較してみると約54％の差です。

さすがに無視できない差が出ている感じですが、第12世代のCore i7-12700とCore i5-12400には約66％もの差がありました。それより差が小さいと考えると悪くないのかもしれません。

ちなみに第13世代Core i7-13700搭載モデルは20万円くらいからで、メインの価格帯は30万円以上。Core i5-13400だと16万円台あたりがメインです。倍近い価格差ですが性能差がそこまでないなら安いCore i5を選びたいところですがどうでしょうか。しっかり見ていきましょう。

比較に使ったパソコン

名前	raytrek 4CXFi	GALLERIA RM5C-R36
画像
CPU	Core i7-13700	Core i5-13400
GPU	RTX4070Ti	RTX 3060
メモリ	16GB	16GB
ストレージ	1TB SSD	500GB SSD
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公式サイト	＞チェックする	＞チェックする

ドスパラが販売するクリエイトモデルとゲーミングパソコンで比較を行います。

ベンチソフトによる性能比較

ここからは、実際に僕がテストした数値を公表しながら性能差を見ていきたいと思います。

CPU-Zによるスコア

Core i7-13700のほうが全体的にスコアは高く、シングルスレッドでは約13％、マルチスレッドでは約76％も高いスコアです。

パフォーマンスを必要とするプロやクリエイターならCore i7一択といったところです。ただしマルチスレッドを必要とする作業（例えば動画編集など）を行わないのであれば、シングル性能の差は小さいのでCore i5でも問題ないという予測が立ちます。

Core i5-13400は従来のCore i7-12400に迫るほどの性能があるので、案外使えそうというのが正直な印象でしょうか。もう少し見ていきます。

CINEBENCH R20によるベンチマークスコア

CINEBENCH R20のテストでもCore i7-13700が高スコアを出しています。Core i5-13400と比較するとシングルスレッドは約14％高く、マルチスレッドでは約40%高くなりました。

傾向としてはCPU-Zに近いですが差は小さくなりましたね。Core i5-13400はRyzen 7 5800Xと戦えるCPUでもあるので、なかなかコスパは良さそうです。

RAWの一括変換にかかった時間を比較

RAWの一括変換にかかった時間を測定するために、一眼レフで撮影した150枚（5GB）の写真を現像します。

RAW現像では第13世代Core i7-13700が、Core i5-13400よりも20秒ほど速く処理を終えました。50枚で10秒ほどの差になるので、個人的にはそこまで大きな差ではないなと感じます。処理自体はどちらのCPUでも問題なく行えたため、アドバンテージがどれくらい欲しいかを考えると良いかもしれません。

日常的に大量のRAW現像を行うならCore i7、週末に処理を行う程度というならCore i5でも問題はないはずです。

動画のレンダリングにかかった時間を比較

一眼レフで撮影した5分間の4K動画のレンダリングにかかる時間を計測しました。使用した動画編集ソフトはResolveです。

動画編集はグラボの性能も大事になってくる作業ですが「Core i7-13700F×RTX4070Ti」と「Core i5-13400F×RTX3060」の差は30秒ほどにとどまっています。4Kクラスの作業だとRTX4000番台は持て余すのか、それほど差が生まれなかった印象です。

高度な編集作業を日常的に行うのであればCore i7-13700を選択し、趣味やフルHDクラスの編集作業ならCore i5-13400でも足りそうというのが個人的な意見です。

Core i7-13700 vs Core i5-13400 まとめ

・処理能力重視ならCore i7-13700を選ぶべし！
・シングル約10％、マルチ約50％ほどの差がある！
・趣味使いならCore i5-13400で十分！
・コスパ重視ならCore i5がおすすめ！

第13世代CPUを比較してきましたが、処理能力だけならCore i7-13700と言う感じですね。せっかくだから処理速度を重視したいという気持ちも理解できますし、フォトグラファーや動画クリエイターならCore i7を選ぶのが無難という印象。ただし多くの一般ユーザーからすると性能を持て余す可能性があります。動画編集をしないとか、コスパを重視したいという人にはCore i5-13400搭載モデルをおすすめします。

Ryzenと比較しても安定性やアプリとの親和性の面ではインテルが強いでしょうし、第12～第13世代はかなり狙い目だと思います。＞Ryzen搭載のおすすめパソコンをチェックする

おすすめパソコン

ドスパラ raytrek 4CXFi

第13世代インテル Core i7-13700F×GeForce RTX4070Tiを採用し、高いパフォーマンスで快適に処理が行えるデスクトップパソコンです。RAW現像、動画編集、ゲームなどでその性能をいかんなく発揮してくれます。ケースデザインも一新され、目新しさ満載のモデルです。

ドスパラ GALLERIA RM5C-R46T

CPUに第13世代インテル Core i5-13400Fを採用し、性能とコストパフォーマンスを確保したデスクトップパソコンです。グラボにはGeForce RTX4060Tiが採用されており、ゲームはもちろん、高度な動画編集にも対応できるパフォーマンスを誇ります。

フロンティア GAシリーズ

フロンティアのセールモデルで、この構成でありながら30万円後半は結構安いです。Core i7-13700KF×RTX4080なら処理能力不足を感じることはまずないでしょう。フロンティアのセールは台数限定が多かったのですが、記事執筆時点では受注生産になっていました。お得なPCが確実に手に入るのは嬉しいポイントですよね。

マウスコンピューター　DAIV FX-I7G7T

マウスコンピューターのクリエイター向け「DAIV」も新筐体を採用したモデルが登場！Core i7-13700よりも高性能なK付きモデルでパフォーマンスをいかんなく発揮します。写真編集やCG制作にもおすすめです。

Legion Tower 5i

Core i5-13400F×RTX3050なら、写真や画像、イラストなどの静止画からフルHDクラスの動画編集も楽しめます。価格も税込14万円台からとリーズナブルで初心者の方やライトユーザーにもおすすめのモデルです。

当ブログは予算や目的、パーツなどからパソコンが選べるようになっております。ぜひトップページからお気に入りの１台を見つけてください。

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