Core i7-13700KとCore i9-12900Kを性能比較！RAW現像、動画編集するならどっちがおすすめ？

Intel 第13世代CPUが発売されたので従来CPUと性能差をチェックします。

対象は「Core i7-13700K」と「Core i9-12900K」を比較していきます。ベンチマークやRAW現像、動画編集にどれくらいのちがいがあるのかを見ていきます。

Ryzen CPUにも比較対象として登場してもらっていますので、参考にしてもらえると嬉しいです。

Core i7-13700K vs Core i9-12900K

解説に入っていく前に「CPUの見分け方や意味がわからない」という人がいれば、「CPUの選び方（スコア）」という記事を参考にしてください。

CPUスコア（PASSMARK）性能一覧

スコアはPASSMARKが公開しているデータを参考にしています。

（※Pコアのみを表示）

Core i7-13700KとCore i9-12900Kのスコアを比較してみると約13％の差です。

第12世代CPUは大幅にパフォーマンスがアップしており、どのモデルを使ってもこれまで以上の結果を出してくれていました。そう考えると第12世代で十分な訳ですが、第13世代になって順当に性能を上げているのは好印象です。

とは言え、これはスコアだけのお話です。RAW現像や動画編集を実際に試してみてどっちがおすすめか見ていきましょう。

比較に使ったパソコン

名前	G-Tune XP-Z	G-Tune EP-Z
画像
CPU	Core i7-13700K	Core i9-12900K
GPU	RTX4090	RTX3080
メモリ	64GB	32GB
ストレージ	2TB SSD＋4TB HDD	1TB SSD＋2TB HDD
レビュー	＞レビューを見る	＞レビューを見る

マウスコンピューターのゲーミングパソコンで比較を行います。

ベンチソフトによる性能比較

ここからは、実際に僕がテストした数値を公表しながら性能差を見ていきたいと思います。

CPU-Zによるスコア

Core i7-13700Kのほうが全体的にスコアは高く、シングルスレッドでは約7％、マルチスレッドでは約11％高いスコアです。

特にこだわりがなければ全体的に1割ほどスコアが高い第13世代Core i7-13700Kを選べば良いということになります。あとは実際の作業でどれくらい差が生まれてくるかですよね。

CINEBENCH R20によるベンチマークスコア

CINEBENCH R20のテストでもCore i7-13700KFが高スコアを出しています。Core i7-12700Kと比較するとシングルスレッドは約6％高く、マルチスレッドでは約12%高くなりました。

このことからも約5～10％ほどCore i7-13700Kの方が性能が高いと考えて良さそうです。

RAWの一括変換にかかった時間を比較

RAWの一括変換にかかった時間を測定するために、一眼レフで撮影した150枚（5GB）の写真を現像します。

RAW現像では第13世代Core i7-13700Kが、Core i7-12700Kよりも15秒ほど速く処理を終えました。50枚で5秒程の差ですから、あまり気にする必要はなさそうな気がします。

日常的に大量のRAW現像を行うなら少しでも短時間で処理を終えたいでしょうが、Core i9-12900Kでも問題はないはずです。

動画のレンダリングにかかった時間を比較

一眼レフで撮影した5分間の4K動画のレンダリングにかかる時間を計測しました。使用した動画編集ソフトはResolveです。

参考までに過去のテスト結果をご紹介します。

動画編集は組み合わせるグラボによっても差が生まれますが、Core i7-13700KFとRTX4090の組み合わせだけは異次元だと感じました。4KのデータがフルHDクラスに感じるほど余裕があるんですよね。

4K動画編集を行うだけなら、クリエイト向けPCとしてはスタンダードと言われるCore i7-12700×RTX3060あたりで十分です。もちろん第12世代Core i9もしっかりと成果を出せるCPUではりますが、RTX4000番台を使うつもりであれば第13世代Core i7のほうが良いかもしれません。

Core i7-13700K vs Core i9-12900K まとめ

・処理能力重視ならCore i7-13700Kを選ぶべし！
・約5％～10％ほどの差がある！
・趣味使いなら第12世代でも十分！
・次世代対応を狙うなら第13世代がおすすめ！

第12世代CPUと比較してきましたが、処理能力だけならCore i7-13700Kと言う感じですね。Core i9-12900Kも高い性能を持っていますが、どうしても新世代CPUに座を譲るシーンが多かったように感じます。

Ryzenと比較しても安定性やアプリとの親和性の面ではインテルが強いでしょうし、インテル第12～第13世代CPUはかなりおすすめですね。

＞Ryzen搭載のおすすめパソコンをチェックする

おすすめパソコン

マウスコンピューター G-Tune XP-Z

今回のベンチテストにも使わせてもらったマウスコンピューターのゲーミングパソコンです。Core i7-13700KF×RTX4090はこれまでやってきたような処理だけでは物足りなく感じるレベル。8Kクラスの次世代環境も視野に入るレベルです。

マウスコンピューター G-Tune EP-Z

Core i9-12900KF×RTX3080だと4K解像度でのゲーミングが守備範囲という感じです。存在感のあるシャーシに計算されつくしたエアフロー、240mmラジエーターの水冷CPUクーラーが標準搭載と魅力満載です！最新モデルのパフォーマンスは魅力的ですが価格も高いです。第12世代で様子を見るというのも悪い選択ではありません。

ドスパラ raytrek 4CXVi

ドスパラが販売するクリエイターのための「4C」（for Creator）シリーズです。第13世代インテルCPUでクリエイティブを加速し、表現したいことをとことん追求できるモデルに仕上がっています。16GBメモリでは少しもったいない気もするので32GBにカスタマイズするのがおすすめです。

フロンティア GAシリーズ

フロンティアのセールモデルで、この構成でありながら30万円後半は結構安いです。Core i7-13700KF×RTX4080なら処理能力不足を感じることはまずないでしょう。フロンティアのセールは台数限定が多かったのですが、記事執筆時点では受注生産になっていました。お得なPCが確実に手に入るのは嬉しいポイントですよね。

当ブログは予算や目的、パーツなどからパソコンが選べるようになっております。ぜひトップページからお気に入りの１台を見つけてください。

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