Ryzen 7 9700XとRyzen 7 7700Xを性能比較！RAW現像、動画編集するならどっちがおすすめ？

新旧Ryzen CPUの性能差をチェックします。

対象は「Ryzen 7 9700X」と「Ryzen 7 7700X」を比較していきます。ベンチマークやRAW現像、動画編集にどれくらいのちがいがあるのかを見ていきます。

ほかのCPUにも比較対象として登場してもらっていますので、参考にしてもらえると嬉しいです。

Ryzen 7 9700X vs Ryzen 7 7700X

解説に入っていく前に「CPUの見分け方や意味がわからない」という人がいれば、「CPUの選び方（スコア）」という記事を参考にしてください。

CPUスコア（PASSMARK）性能一覧

Ryzen 7 9700XとRyzen 7 7700Xのスコアを比較してみると約2％の差です。思ったよりも差がないというのが正直なところですが、9000番台はTDPが65Wに下がったことで熱や電力消費の面でも有利になっています。

わざわざ買い替える必要はないものの扱いやすさで言えばRyzen9000番台になります。これから選ぶんだったらかなり良い選択肢の1つになると思います。

性能重視の人にはCore i7搭載モデルをおすすめします。＞Core i7-14700搭載おすすめパソコン

比較に使ったパソコン

名前	DAIV FX-A7G7T	NEXTGEAR JG-A7G7S
画像
CPU	Ryzen 7 7700X	Ryzen 7 9700X
GPU	GeForce RTX 4070 Ti	GeForce RTX4070SUPER
メモリ	32GB	16GB
ストレージ	1TB SSD	1TB SSD
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公式サイト	＞チェックする	＞チェックする

ベンチソフトによる性能比較

CPU-Z

CPU-Zのスコアを比較すると、シングルスレッドで約13%、マルチスレッドでは約5％の差です。

マルチ性能は思ったほど伸びていませんが、シングルスレッドの数値は大きく向上しています。TDPが下がったことで扱いやすくなっただけでなく性能も上げてきているのは好印象です。Ryzen 7 9700Xはシングル性能だけならインテルCore i7-14700も突破しているのも注目ですね。（ただしマルチ性能）

CINEBENCH R20

CINEBENCH R20では、シングルスレッドは約12％、マルチスレッドでは約4%高くなりました。

性能面だけで言うと正直なところ体感できるほどの差があるのか微妙なところです。かなり価格差があってTDPが許せるならRyzen 7 7700Xも悪い選択肢という訳ではありません。

RAW現像

RAW現像はシングル性能が重要な作業なので、Ryzen 7 9700Xが14秒も速いという結果になりました。趣味でやる現像作業なら気にならないレベルかもしれませんが、毎日たくさんのRAW現像を行うのであれば9000番台を選びたいという印象です。

動画編集

Resolveで4K動画のレンダリングにかかる時間を計測しました。

比較するモデルのスペックがちがうので正確な比較にはなりませんが、どちらも動画編集を快適に行えるほどの性能は備えていると感じます。マルチ性能にそこまで差がないので動画編集はほぼ同等、ややRyzen 9 9700Xが有利という感じになるでしょうか。ここはどちらを選んでも大丈夫そうな印象です。

Ryzen 7 9700X vs Ryzen 7 7700X まとめ

・扱いやすさでRyzen 7 9700Xを選ぶべし！
・特にシングル性能では差が大きい！
・趣味使いならRyzen 7 7700XでもOK！
・価格差も考慮して選択しよう！

色々テストを行ってきましたが、シングル性能とTDPのちがいが両者を選ぶ理由になりそうです。全体的にRyzen 9 9700Xが良い結果を出しているので、今から選ぶんだったら最新を選びたい気はします、ただしRyzen 7 7700Xが致命的に悪いということもないので価格と相談して決めてしまうのも有りだと思います！

おすすめパソコン

マウスコンピューター　NEXTGEAR JG-A7G7S

今回テストで使用したモデルです。NEXTGEARはマウスコンピューターが販売しているブランドの中でもコスパを重視しています。処理能力、ゲーミング性能、冷却面なども申し分ありませんし、ホワイトでカラフルに光ってくれるRGBファンも標準搭載です。30万円くらいの予算で探しているなら結構おすすめです。

マウスコンピューター　DAIV FX-A7G7T

マウスコンピューターのクリエイター向けブランド「DAIV」の中でもハイクラスに位置するモデルです。Ryzen 7 7700X×GeForce RTX4070Tiを搭載し、高解像データ編集にも対応できるハイスペックモデルです。高度な4K動画編集なども楽しめますしゲームも高設定で遊べます。ただしちょっとお高い・・・

フロンティア FRGHLB650/R977T

ヤマダ電機の系列店でもあるフロンティアはお得なセールをしょっちゅう開催しているBTOパソコンメーカーになります。Ryzen 7 9700X×GeForce RTX 4070 Ti SUPERは今パソコンを選ぶなら1つの最適解になり得る構成です。向こう数年は現役で使いたいって人におすすめのモデルです。

ドスパラ GALLERIA ZA5R-R46T 7600X搭載

Ryzen 7 7700Xを採用したドスパラのゲーミングデスクトップです。RTX4060Tiは高いゲーミング性能があり、重量クラスの最新タイトルを遊んだり、競技性の高いゲームで有利に立ち回ることが可能です

フロンティア GAシリーズ

フロンティアのアウトレットモデルにRyzen 7 7700XにRTX4070Tiを組み合わせた高性能パソコンがあります。価格は30万円切りですのでかなり安いと思います。電源も850W 80PLUS GOLDで余裕がありますし、メモリ容量も多いので作業がサクサク進みますよ！

当ブログは予算や目的、パーツなどからパソコンが選べるようになっております。ぜひトップページからお気に入りの１台を見つけてください。

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