Ryzen 7 9700XとRyzen 7 7800X3Dを性能比較！RAW現像、動画編集するならどっちがおすすめ？

新型Ryzen CPUの性能差をチェックします。

対象は「Ryzen 7 9700X」と「Ryzen 7 7800X3D」を比較していきます。ベンチマークやRAW現像、動画編集にどれくらいのちがいがあるのかを見ていきます。

ほかのCPUにも比較対象として登場してもらっていますので、参考にしてもらえると嬉しいです。

Ryzen 7 9700X vs Ryzen 7 7800X3D

解説に入っていく前に「CPUの見分け方や意味がわからない」という人がいれば、「CPUの選び方（スコア）」という記事を参考にしてください。

CPUスコア（PASSMARK）性能一覧

Ryzen 7 9700XとRyzen 7 7800X3Dのスコアを比較してみると約8％の差があります。

Ryzen 7 7800X3Dがゲーミング特化のCPUということもありますが、性能（スコア）だけで考えるなら最新のRyzen 7 9700Xを選んでおく方が無難という印象です。ただそこまで劇的な差はないので体感できるのかどうかが問題。もう少し詳しく見ていきましょう。

もちろん性能重視の人にはCore i7搭載モデルをおすすめします。＞Core i7-14700搭載おすすめパソコン

比較に使ったパソコン

名前	NEXTGEAR JG-A7G7S	NEXTGEAR JG-A7G7S
画像
CPU	Ryzen 7 7800X3D	Ryzen 7 9700X
GPU	GeForce RTX4070SUPER	GeForce RTX4070SUPER
メモリ	16GB	16GB
ストレージ	1TB SSD	1TB SSD
レビュー	＞レビューを見る	＞レビューを見る
公式サイト	＞チェックする	＞チェックする

ベンチソフトによる性能比較

CPU-Z

CPU-Zのスコアを比較すると、シングルスレッドで約25%、マルチスレッドでは約16％の差です。

シングル性能に大きな差があるのはもちろん、マルチスレッドでもRyzen 7 9700Xが大きくスコアを伸ばしています。ゲーム用途でRyzen 7 7800X3Dを選ぶというのももちろん有りなのですが、他にも画像や動画編集などを行うならRyzen 7 9700Xの方がバランスが良さそうな印象です。

CINEBENCH R20

CINEBENCH R20では、シングルスレッドは約25％、マルチスレッドでは約16%高くなりました。

これだけの差が出てきたら体感でもハッキリと伝わってくるものがありますし、このサイトではクリエイト系の作業を重視しているためRyzen9000番台を選びたいというのが本音でしょうか。

RAW現像

RAW現像はシングル性能が重要な作業ですが、やはりRyzen 7 9700Xのほうが処理を速く終えています。一般ユーザーの趣味レベルであればRyzen 7 7800X3Dでも十分ではあるんですけどね。やはりゲーミング性能をどこまで重視するかにかかっている印象。

動画編集

Resolveで4K動画のレンダリングにかかる時間を計測しました。

動画編集でもRyzen 7 9700Xが良さそうですね。Ryzen 7 7800X3Dでもよほどこだわった作業をしないかぎり不満はないでしょうが、書き出し速度もひと昔前という印象を受けちゃいます。

Ryzen 7 9700X vs Ryzen 7 7800X3D まとめ

・マルチユースならRyzen 7 9700Xを選ぶべし！
・シングル、マルチ性能ともに差が出る！
・ゲーミングを重視するならRyzen 7 7800X3D！
・価格差も考慮して選択しよう！

色々テストを行ってきましたが、正直なところ「Ryzen 7 9700Xで良いんじゃないかな」という印象です。シングル、マルチ性能ともに差はありましたし、各テストでも明確な差があった印象です。これだけの差がでればゲーム用途での差も縮まっている気がしますし、Ryzen 7 7800X3Dを選ぶ理由はフレームレートを確保したいとかになるのかなぁ。もちろん実用に耐えないとかそんなことはありませんが、バランス感の面では9000番台の勝利という印象です。

おすすめパソコン

マウスコンピューター　NEXTGEAR JG-A7G7S

今回テストで使用したモデルです。NEXTGEARはマウスコンピューターが販売しているブランドの中でもコスパを重視しています。処理能力、ゲーミング性能、冷却面なども申し分ありませんし、ホワイトでカラフルに光ってくれるRGBファンも標準搭載です。30万円くらいの予算で探しているなら結構おすすめです。

マウスコンピューター　NEXTGEAR JG-A7G7S

今回テストで使用したモデルです。CPUにRyzen 7 7800X3Dを搭載しているのでゲーミング性能をなにより重視する人にはこちらのモデルがおすすめということになります。見た目にも楽しいホワイトカラーなので、趣味使いならテンションが上がるモデルを選択するのが間違いないです。

フロンティア FRGHLB650/R977T

ヤマダ電機の系列店でもあるフロンティアはお得なセールをしょっちゅう開催しているBTOパソコンメーカーになります。Ryzen 7 9700X×GeForce RTX 4070 Ti SUPERは今パソコンを選ぶなら1つの最適解になり得る構成です。向こう数年は現役で使いたいって人におすすめのモデルです。

ドスパラ Lightning-G AF7XW Ryzen7 7800X3D搭載

Ryzen 7 7800X3DにGeForce RTX4070を採用したデスクトップパソコンです。白い筐体を採用してスタイリッシュに見せているだけでなく、水冷CPUクーラーを採用するなど冷却性にも配慮しています。しかも価格は25万円台です。ストレージやメモリ容量を増やして使うのもおすすめ！

フロンティア FRMFGB650/B

ヤマダ電機の系列店でもあるフロンティアはお得なセールをしょっちゅう開催しているBTOパソコンメーカーになります。Ryzen 7 7800X3D×GeForce RTX 4070 Ti SUPERなので、これから発売されるゲームでもリッチな設定で遊ぶことができます。一般向けとしては最高峰クラスになるので、買えるならこのモデルにしておくと後悔がないかもしれません。

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