パソコンのパーツの中でも最も重要なのが「CPU」です。
写真編集やRAW現像といった、クリエイター向けの作業はCPU負荷が高いのでできるだけ性能の良いパーツを選択しましょう。
今回はIntel製第9世代CPUの「Core i7-9700が搭載された、おすすめのパソコン」を紹介していきたいと思います。
目次
第9世代「Core i7-9700」の性能(スコア)は?
名称 | スコア | クロック(OB) | コア(スレッド)数 | TDP |
Core i7-9700K | 14999 | 3.6GHz(4.9GHz) | 8コア8スレッド | 95W |
Core i7-9700 | 14612 | 3.0GHz(4.7GHz) | 8コア8スレッド | 65W |
Core i7-8700K | 14258 | 3.7GHz(4.7GHz) | 6コア12スレッド | 95W |
Core i7-8700 | 13683 | 3.2GHz(4.6GHz) | 6コア12スレッド | 65W |
インテル製の「Core i7-9700」は、第8世代の「Core i7-8700」よりもコア数が増えて、スレッド数は減りました。一方でクロック数は定格が下がり、オーバーブースト時は上がっています。これだけを見てもどんなパフォーマンスを見せるか想像ができませんね(笑)
スコアは第8世代が「13683」に対し、第9世代が「14612」で約1.07倍と、ほんのりアップしています。思ったほどの進化はしていないな…と感じたのは僕だけでしょうか?
パーツの選び方がピンとこない方については「パソコン・スペックの選び方」という記事で解説しているので参考にして下さい。
Core i7-9700KとCore i7-8700を比較
「Core i7-8700」と「Core i7-9700」のちがいが気になったので、手持ちのデータを元に比較をしたい…と思ったのですが、Core i7-9700Kのデータしか見つかりませんでした。参考までにCore i7-9700Kと比較したデータを掲載させていただきます。
Core i7-9700K | Core i7-8700 | |
CINEBENCH | 1408 | 1405 |
CPU-Z | 568.3(4140.2) | 397.4(3646.1) |
RAW現像(150枚) | 4分40秒 | 5分31秒 |
CPU-Zを使ったベンチマークテストでは、コアあたりの性能の進化を感じます。もちろんマルチスコアの数値も10%ほどアップしていました。
RAW現像での実行速度をテストした結果は、ベンチテストの数値以上のモノを感じることができ「大幅な時間短縮」につながりました。毎日データ処理を実行するクリエイターにとってはCore i7-9700を選択する価値は大いにありそうです。
一般的な処理にとどまるのであれば、2つのCPUに大きな差はみられませんので買い替えるほどの理由にはならないかもしれませんね。
Core i7-9700がおすすめな人
- ハイスペックなパソコンが欲しい人
- 最新CPUを使ってみたいという人
- 写真編集(RAW現像)を日常的にする人
- どんな作業もストレスなくこなしたい人
Core i7-9700に惹かれる人は見せかけの数字ではなく、あくまでも処理速度短縮化につなげたいプロ志向の強いユーザーだ思います。Core i7-8700から入れ替えも十分に視野に入れても良いと思います。
Core i7-9700搭載のおすすめPC
DAIV Z7
CPU | Core i7-9700 |
メモリ | 16GB |
グラボ | Radeon RX 5700 (8GB) |
ストレージ | 256GB NVMe SSD + 2TB HDD |
マウスコンピューターのクリエイターモデルである「DAIV」から新しいデスクトップパソコンが登場しました。第9世代CPU「Core i7-9700」と「Radeon RX 5700」の組み合わせです。4K解像度データ処理に対応したいユーザーは、このあたりのスペックがおすすめです。
ドスパラ ガレリアXV
CPU | Core i7-9700 |
メモリ | 16GB |
グラボ | GeForce RTX 2060SUPER |
ストレージ | 512GB NVMe SSD + 2TB HDD |
税別15万円台から購入可能なガレリアXVのRTX2060SUPER搭載モデルです。ドスパラのガレリアは、ゲーミングPCとして信頼できる実績を構築。起動も速く、処理能力も高いので、写真、動画コンテンツ制作におすすめです。
フロンティア GAシリーズ
CPU | Core i7-9700F |
メモリ | 32GB |
グラボ | GeForce RTX 2080 SUPER |
ストレージ | 1TB NVMe SSD + 3TB HDD |
フロンティアのGAシリーズは、税別179,800円という価格ながら性能の高さが魅力です。特に最高クラスのグラフィック性能をもつ、RTX2080SUPERを搭載している点が見逃せません。高負荷な作業を行うクリエイターにとっては助けになるはずです!台数限定ですので要チェックです。
まとめ
・Core i7-9700は高パフォーマンス!
・第8世代とのスコア差は僅かだが体感はそれ以上!
・クリエイティブ用途なら載せ替えを検討OK!
Core i7-9700の素晴らしさが伝わったでしょうか?一般的な作業や、ボリューム感がない作業でしたら旧世代とはあまり変化ありません。しかし大量のデータを扱ってみれば、その違いは如実に表れてきます。そういう意味では、ちょっと感動的なCPUでもありました。
もし他のCPUが気になるのであれば「RAW現像・写真編集におすすめのCPUは?」という記事をご覧ください。BTOパソコンショップのキャンペーン・セール情報まとめをご覧いただくとお得なパソコンが見つかるかもしれません。
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