マウスコンピューターの「DAIV R4-I7G50WT-B」をレビューします。(機材貸出元:株式会社マウスコンピューター)
Core i7-13620HとGeForce RTX4050を採用した、白いクリエイター向けノートパソコンが登場!14型フルHDモニターを採用しており、重量は約1.41kg、バッテリー駆動時間は最大約11.5時間とモバイル向けでもあります。超がつくほどの高負荷作業は難しいですが、一般ユーザーや趣味での編集作業を行う人にはおすすめの製品です。
各ベンチソフトの結果や、RAW現像、動画編集などにかかった時間も掲載していますので参考にして下さい。
目次
DAIV R4-I7G50WT-B レビュー
公式HP:https://www.mouse-jp.co.jp/
マウスコンピューターのDAIV R4-I7G50WT-Bは、白い筐体を採用したモデルで美意識の高いユーザーに受けそうな印象です。明るいカラーリングなので女性ウケも良さそうですね。クリエイター向けノートパソコンなので、パフォーマンスももちろん高く画像や動画編集にも対応可能です。
DAIV R4-I7G50WT-Bはブランドロゴが入るだけのシンプルなデザインです。筐体はオールホワイトですので「白=汚れやすい」という気がしない訳ではなです。扱いにはやや慎重さが求められるかもしれません。
サイズは320.5×214.1×18.3mm、約1.41kgですので薄型軽量と言えます。実際に手に持っても「軽いな」という印象がありますしモバイルもしやすそうです。カフェなどでの作業が多い方には良いかもしれません。
底面には2基のファンを装備しているので薄型軽量でもしっかりとパフォーマンスを引き出すことが可能。駆動音はやや大きいので静かに作業をしたいなら設定を見直す必要がありそうでした。
150W ACアダプターもが付属しています。数年前だったら考えられないくらいコンパクトになったと感じます。バッテリー駆動時間は約11.5時間なので軽作業なら充電なしで1日乗り切れそうです。また装備されているType-CがUSB PD入出力に対応しているので持ち出し時はコンパクトな充電器にしても良いかもしれませんね。
日本語配列のキーボードでバックライトも搭載しています。ややプラスチック感の強いキーですが、1つ1つのサイズがしっかりしているのは好印象です。長時間の作業もしっかり行えそうな印象です。
SDカードスロットやThunderbolt端子に対応していのがクリエイター向けノートパソコンって感じがしますね。他デバイスを持ち歩く必要がないので荷物を減らせるのはありがたいです。
DAIV R4-I7G50WT-B スペック/パーツ構成
CPU:Core i7-13620H
GPU:GeForce RTX4050
メモリ:16GB
SSD:500GB SSD
税込価格:239,800円
詳細:公式サイトをチェックする
※構成は記事執筆時の内容で変更になる可能性があります。
パーツの話がピンとこない方は、下記の参考記事をご覧ください。基本的なことが理解してもらえるはずです。
DAIV R4-I7G50WT-B 性能チェック
CPU Core i7-13620H
名称 | スコア | クロック(OB) | コア(スレッド)数 | TDP |
Core i7-13650HX | 31715 | P:2.6GHz(4.9GHz) E:1.9GHz(3.6GHz) |
14コア20スレッド (P:6コア/E:8コア) |
55W |
Core i7-13700H | 29810 | P:2.4GHz(5.0GHz) E:1.8GHz(3.7GHz) |
14コア20スレッド (P:6コア/E:8コア) |
45W |
Core i7-13620H |
25324 | P:2.4GHz(4.9GHz) E:1.8GHz(3.6GHz) |
10コア16スレッド (P:6コア/E:4コア) |
45W |
Core i7-12700H | 27581 | P:2.3GHz(4.7GHz) E:1.7GHz(3.5GHz) |
14コア20スレッド (P:6コア/E:8コア) |
45W |
Core i7-12650H |
24621 | P:2.3GHz(4.7GHz) E:1.7GHz(3.5GHz) |
10コア16スレッド (P:6コア/E:4コア) |
45W |
DAIV R4-I7G50WT-Bに搭載されているCore i7-13620Hのスコアは25000を超えています。トップクラスの性能という訳ではありませんが、その次くらいにはあたる性能があります。編集作業も割と快適に行えるはずです。
CPU-Z
CPU | シングルスレッド | マルチスレッド |
Core i7-13650HX | 783.4 | 7865.3 |
Core i7-13700H | 789.3 | 7920.8 |
Core i7-13620H | 769.0 | 5347.2 |
Core i7-12700H | 725.7 | 7462.5 |
Core i7-12650H | 745.5 | 6567.3 |
シングルスレッドのスコアが789.3、マルチスレッドが5347.2になりました。
Core i7-13700HやCore i713650HXと比べるとマルチスレッドのスコアが低めに出ていますが、シングルスレッドの数字はかなり高いです。画像編集などは快適に行えそうですし、よほど作業短縮化に強いこだわりがないなら動画編集なども行えるでしょう。
CINEBENCH R20
CPU | シングル | マルチ |
Core i7-13650HX | 697 | 4617 |
Core i7-13700H | 739 | 5728 |
Core i7-13620H | 722 | 4397 |
Core i7-12700H | 677 | 5347 |
Core i7-12650H | 697 | 4617 |
CINEBENCH R20スコアは、シングル722で、マルチ4397でした。傾向としてはCPU-Zと似たような感じですね。
GeForce RTX4050 ゲーム・描画性能
GPU | 設定 | スコア |
RTX4060 | 3840×2160(標準品質) | やや快適(5169) |
1920×1080(標準品質) | とても快適(11641) | |
RTX4050 | 3840×2160(標準品質) | 普通(3180) |
1920×1080(標準品質) | 非常に快適(8495) | |
RTX3050 | 1920×1080(標準品質) | やや快適(5897) |
重量級タイトルのFF15では4K標準設定で普通、フルHD標準設定で快適という結果が得られました。しかし薄型軽量モデルのためかRTX4050にしてはやや低めの数字のような気がします。
重量級タイトルのFF15ですが高めの設定でも動くのは動いたので、設定さえ落とせばほとんどのゲームは快適に遊べそうです。初心者やライトユーザー、はじめての1台としても悪くない選択だと思います。
RAW現像
無料ソフトの「RawTherapee」で現像処理時間をチェックしました。
CPU | 50枚 |
Core i7-13650HX | 1分12秒 |
Core i7-13700H | 1分15秒 |
Core i7-13620H | 1分18秒 |
Core i7-12700H | 1分15秒 |
Core i7-12650H | 1分15秒 |
Core i7-13620HでRAW現像を行ったところ処理時間は50枚で1分18秒でした。ベンチマークでは差をあけられていたCore i7-13700Hとの差も数秒しかありません。高いシングルスレッドの数字がモノを言った結果です。
動画編集
動画編集ソフトはResolveで4K動画(24P)約5分間の映像のレンダリングにかかった時間を計測しました。書き出しの条件は以下の通りです。
書き出しの条件は以下の通りです。
・フォーマットはMP4
・コーデックはH.264
・解像度は3840×2160
・フレームレートは24
・品質は最高品質
モデル | 構成 | 処理時間 |
DAIV R4-I7G50WT-B | Core i7-13620HX×RTX4050 | 4分22秒 |
G-Tune E5-I7G60BK-A | Core i7-13650HX×RTX4060 | 2分48秒 |
DAIV S4 | Core i7-13700H×RTX4060 | 3分26秒 |
raytrek R6-AA | Core i7-12700H×RTX3060 | 3分54秒 |
G-Tune E4 | Core i7-12650H×RTX4050 | 4分03秒 |
動画編集はマルチスレッドの低さやRTX4050であることから少し時間がかかっています。4K編集は快適というにはあと一歩という感じですので、フルHDクラスにおさめておくくらいが無難かもしれません。できないことはないんですけどね。
DAIV R4-I7G50WT-Bはこんな人におすすめ
- 白くて持ち歩けるノートPCが欲しい人
- 性能がトップクラスじゃなくて良い人
- 出先で軽めの編集作業を行う人
- コスパよりもサポート面重視の人
公式HP:https://www.mouse-jp.co.jp/
DAIV R4-I7G50WT-Bの感想まとめ
DAIV R4-I7G50WT-Bは、クリエイター向けノートパソコンとしてはライト~ミドルクラスのユーザーに向けた製品です。高めのパフォーマンスを生かして画像や動画の編集が楽しめます。ただし本格的な性能を求める方はより上のクラスを購入するほうが良いでしょう。趣味使いや持ち歩き用として検討するのはかなりおすすめです。スペックの割にやや価格はお高めですが、保証も標準で3年、24時間×365日電話サポートつきという手厚さは魅力です。
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