ドスパラで販売しているゲーミングPC「GALLERIA XA7C-R46」をレビューをします。(機材貸出元:株式会社サードウェーブ)
第14世代インテルCore i7-14700FにGeForce RTX4060を採用したゲーミングデスクトップパソコンです。パフォーマンスが高く快適なゲームライフをおくれるだけでなく、RAW現像や動画編集といった作業も快適に行えます。最新ゲームの実況配信をしたいとか、はじめてゲーミングパソコンを買うけど迷っているという人にもおすすめのモデルです。
それでは、各ベンチソフトの結果や、実際にRAW現像にかかった時間などを含めて実機レビューしていこうと思います。
目次
GALLERIA XA7C-R46 レビュー
公式HP:https://www.dospara.co.jp
ドスパラの「GALLERIA XA7C-R46」は、ゲーミングモデルとして販売されています。
ゲーミングパソコンとしてはややハイクラスよりのポジションで、最新の第14世代インテルCPUをいち早く搭載しているのがポイントです。旧世代に比べて処理能力にも優れていますし、RTX4060はゲーマーにもクリエイターにも人気のあるグラボです。描画性能も高めでゲーミング環境としても申し分ありません。
写真編集(RAW現像)や動画編集、ゲームの実況配信など多用途に使える魅力的なモデルです。
GALLERIA XA7C-R46 スペック
CPU | Core i7-14700F |
グラフィックス | GeForce RTX 4060 |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB SSD |
パーツの話がピンとこない方は、下記の参考記事をご覧ください。基本的なことが理解してもらえるはずです。
GALLERIA XA7C-R46 外観チェック
デザイン会社とともに設計したとされるケースで、RGBライティングやクリアなサイドパネルなどを標準で採用しています。前面にロゴマークが入っています。ライトは色を変えたり消すこともできるので好みに合わせて調整しましょう。
トップには4つもUSBが装備されています。デバイス類がついつい増えてしまうゲーマーにとっても嬉しい仕様ですね。角度がついているのでデスク下に設置しても楽に抜き差しが行えます。本体側面がクリアパネルになっているので、内部を光らせて楽しむことも可能。
冷却性、静音性は?
14cm 静音FANがフロント、リア、トップに装備されているので排熱も良好。とても静かに動作するのも個人的にはツボでした。
GALLERIA XA7C-R46 インターフェース
・前面:USB 3.2 Gen1 Type-A x4
・背面:USB 2.0 ×2 、USB 3.2 Gen2 Type-A ×3、USB 3.2 Gen1 Type-C ×1
・映像出力:HDMI ×1 ※グラフィックボードを搭載しているモデルは、
モデルによって表記内容と異なる可能性があります。
性能チェック
CPU Core i7-14700Fの性能
搭載されているCPUは、第14世代のCore i7-14700Fです。20コア28スレッドのCPUで、強力な処理性能を誇っています。
名称 | スコア | クロック(OB) | コア(スレッド)数 | TDP |
Core i7-14700F | 51355 | P:2.1GHz(5.4GHz) E:1.5GHz(4.2GHz) |
20コア28スレッド (P:8コア/E:12コア) |
65W |
Core i7-13700F | 39354 | P:2.1GHz(5.2GHz) E:1.5GHz(4.1GHz) |
16コア24スレッド (P:8コア/E:8コア) |
65W |
Core i5-13400F | 26442 | P:2.5GHz(4.6GHz) E:1.8GHz(3.3GHz) |
10コア16スレッド (P:6コア/E:4コア) |
65W |
Core i7-12700 | 31122 | P:2.1GHz(4.9GHz) E:1.6GHz(3.6GHz) |
12コア20スレッド (P:8コア/E:4コア) |
65W |
Core i5-12400 |
19333 | 2.5GHz(4.4GHz) | 6コア12スレッド | 65W |
Ryzen 7 7700X | 36456 | 4.5GHz(5.4GHz) | 8コア16スレッド | 105W |
PASSMARKの公開データによると「Core i7-14700Fは51355」です。第13世代Core i7-13700Fと比較して約30%高いスコアです。
性能差はありますがコスパ狙いなら価格が落ち着いてきているCore i7-13700を選ぶのもありかもしれません。>Core i7-13700搭載のおすすめパソコン
CPU-Z
CPU | シングルスレッド | マルチスレッド |
Core i7-14700F | 854.8 | 14014.0 |
Core i7-13700F | 820.5 | 11336.8 |
Core i5-13400F | 724.2 | 6497.6 |
Core i7-12700 | 782.5 | 9021.6 |
Core i5-12400 | 703.6 | 5007.6 |
シングルスレッドのスコアが854.8、マルチスレッドが14014.0となりました。Core i7-13700Fと比較するとシングルで約4%、マルチで約24%性能がアップしています。
ゲームにおいてはボトルネックになることはまずありませんし、CPU要求の高いクリエイト系の作業も余裕でこなせます。Core i7-13700Fから買い替えるかと聞かれると微妙ですが、第12世代からの買い替えなら十分ありな気はします。
CINEBENCH R20
CPU | シングル | マルチ |
Core i7-14700F |
809 | 9631 |
Core i7-13700F | 773 | 7349 |
Core i5-13400F | 675 | 5262 |
Core i7-12700 | 733 | 6215 |
Core i5-12400 | 659 | 4724 |
CINEBENCH R20のスコアはシングルで809、マルチで9631となりました。第13世代Core i7-13700Fと比較するとシングル約5%、マルチで約31%スコアが伸びています。
SSD転送速度
ストレージの読込速度は約4000MB/s程度の速度が出ています。こだわりがあるなら読み込み速度7000MB/sのNVMe Gen 4にカスタマイズするのもおすすめです。HDDも追加できるのでデータ保存に困ることはないはずです。
GeForce RTX4060のグラフィック性能・ゲームスコア
GALLERIA XA7C-R46に搭載されているグラフィックはGeForce RTX4060です。ミドルクラスのグラボですが、ゲーミング性能としてはこれくらいは確保したいところでしょう。
FF15(重たいゲーム)のベンチマーク
モデル | 設定 | 結果 |
GALLERIA RM5C-R46T (RTX4060Ti) |
3840×2160(標準品質) | やや快適(5854) |
1920×1080(標準品質) | 非常に快適(16260) | |
GALLERIA XA7C-R46 (RTX4060) |
3840×2160(標準品質) | やや快適(5197) |
1920×1080(標準品質) | 非常に快適(15212) | |
raytrek XF (RTX3070) |
3840×2160(標準品質) | 快適(6469) |
1920×1080(標準品質) | 非常に快適(17097) | |
raytrek 4CXVi (RTX3060Ti) |
3840×2160(標準品質) | やや快適(5794) |
1920×1080(標準品質) | 非常に快適(15384) | |
GALLERIA RM5C-R36 (RTX3060) |
3840×2160(標準品質) | 普通(4450) |
1920×1080(標準品質) | やや快適(11827) |
重量級タイトルのFF15ですが、RTX4060なら「4K解像度でやや快適」という結果になります。ゲーミング性能を求めるならこれくらいの性能は確保しておきたいところでしょう。最新ゲームも快適に動作できるはずです。
ただRTX4060Tiや旧世代RTX3070あたりならワンランク上の快適性を得られます。従来モデルが激安で買えるなら合わせて検討するのもありでしょう。
RAW現像にかかる時間は?
約50枚(5GB)のRAWデータを一括変換した時間を計測しました。
CPU | 50枚 |
Core i7-14700F | 1分03秒 |
Core i7-13700F | 1分07秒 |
Core i5-13400F | 1分20秒 |
Core i7-12700 | 1分12秒 |
Core i5-12400 | 1分28秒 |
写真編集にはシングル性能が比較的影響するので、第13世代に比べてもシングル性能が大幅に伸びている訳ではないので結果も若干よくなった程度って感じです。正直写真編集に関しては、よほど難しい注文をつけでもしない限り最近発売されたCPUならどれを選んでもOKな感じがしています。
動画の書き出しにかかる時間は?
動画編集ソフトはResolveを使って書き出し時間をテストします。書き出しの条件は以下の通り。
・フォーマットはMP4
・コーデックはH.264
・解像度は3840×2160
・フレームレートは24
・品質は最高品質
CPU | 処理時間 |
Core i7-14700F×RTX4060 | 2分31秒 |
Core i5-13400F×RTX4060Ti | 3分27秒 |
Core i7-13700F×RTX3060Ti | 2分54秒 |
Core i5-13400F×RTX3060 | 3分27秒 |
Core i9-12900KF×RTX3080 | 2分12秒 |
動画編集能力も非常に高いですね。Core i9-12900KF×RTX3080のハイエンドシリーズと比べると劣りはするものの、スタンダードラインなら敵はいない感じです。最新ゲームの実況配信をしたい人とかにも是非選んでもらいたいモデルですね。
出荷は遅い?どれくらいで到着するの?
パソコンがいつ手に入るか気になる人も多いでしょう。当モデルは翌日出荷になっていました。これは急ぎでパソコンが必要になった方にも嬉しいサービスですね!
GALLERIA XA7C-R46 デメリット
・シングル性能は微増にとどまる
・SSDの速度がもう一歩
正直デメリットと言えるほどナニカがある訳ではありません。性能は十分だし、価格も納得価格、納期も早くて、ポイント還元もある・・非常に競争力のあるモデルだとは思いますが、強いて言うならCPUのシングル性能が思ったほど伸びていないくらいでしょう。上を見たらストレージの転送速度など注文をつけたいところもありますが欠点というほどでもありませんね。
GALLERIA XA7C-R46はこんな人におすすめ
- 性能と価格のバランスが良いモデルが欲しい人
- ゲームもクリエイティブも楽しみたい人
- 長い期間パソコンを使い続けたい人
- 急ぎでパソコンが必要になった人
公式HP:https://www.dospara.co.jp
GALLERIA XA7C-R46 感想まとめ
GALLERIA XA7C-R46を使って様々なテストを行ってきました。
Core i7-14700FとRTX4060は、ゲーマーにもクリエイターにとっても信頼できる性能をもっています。外観もおしゃれで、大型ファン搭載で静かで冷却性も期待できるというのもポイントです。レビュー投稿で5000ポイントがもらえたり、楽天ポイントが還元されたりします。人によっては結構ポイントが返ってくるのでコスパ的にも魅力だと思います。
ドスパラは国内生産ですし、万が一の時は実店舗で相談もできるので安心感があります。>>ドスパラのおすすめパソコンをもっと見る
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