15.6型フルHD(165Hz)モニターに、Core i7-13700HX×GeForce RTX4070を搭載しており、ドスパラが販売するゲーミングノートパソコンとしては最高峰のモデルです!デスクトップに負けない処理能力を誇るので、性能に妥協できないというゲーマーやクリエイターにもおすすめです。
目次
GALLERIA ZL7C-R47-5 レビュー
GALLERIA XL7C-R47-5は、CPUにデスクトップ並みの処理を可能にするCore i7-13700HX、グラボはRTX4070を採用しワンランク上の処理能力を実現しています。価格は30万円に迫るほどですが処理能力を必要とするユーザーには価格以上の恩恵をもたらしてくれるはずです。
思わず「かっこいい!」と声が出てしまうほど外観の質感はグッド!やや青みがかっていて非常にクールです。
Core i7-13700H×RTX4060搭載モデルとしては、16型の「GALLERIA XL7C-R46H-6」も存在します。価格は約22万円で価格差もかなりありますが、処理能力は今回紹介するモデルが上になります。ベンチマークテストや実際に編集作業などを行って処理能力の差をしっかり見ていきましょう。
高性能を維持するためにACアダプターは巨大なものが付属しています。これを持ち歩くのは結構大変なので覚悟が必要。
テンキー付きキーボードが付属しており、配置は自然です。ただし1つ1つのキーがやや縦長というか細いです。
インターフェースにはThunderbolt 4(PD対応65W-100W)があるのが嬉しいポイントです。
GALLERIA ZL7C-R47-5 スペック・パーツ構成
液晶 | 15.6型フルHD(165Hz) |
CPU | Core i7-13700HX |
グラフィックス | GeForce RTX4070 |
メモリ | 32GB |
SSD | 1TB SSD |
サイズ | 約 361(幅) x 242(奥行) x 25.0~31.6(高さ)mm |
重量 | 約2.4kg |
パーツの話がピンとこない方は、下記の参考記事をご覧ください。基本的なことが理解してもらえるはずです。
GALLERIA ZL7C-R47-5 チェック
CPU Core i7-13700HXの性能
名称 | スコア | クロック(OB) | コア(スレッド)数 | TDP |
Core i7-13700HX | 34021 | P:2.1GHz(5.0GHz) E:1.5GHz(3.7GHz) |
16コア24スレッド (P:8コア/E:8コア) |
55W |
Core i7-13700H | 29342 | P:2.4GHz(5.0GHz) E:1.8GHz(3.7GHz) |
14コア20スレッド (P:6コア/E:8コア) |
45W |
Core i7-12700H | 26589 | P:2.4GHz(5.0GHz) E:1.8GHz(3.7GHz) |
14コア20スレッド (P:6コア/E:8コア) |
45W |
Core i7-12650H |
24621 | P:2.3GHz(4.7GHz) E:1.7GHz(3.5GHz) |
10コア16スレッド (P:6コア/E:4コア) |
45W |
Core i7-12750H | 12573 | 2.6GHz(5.0GHz) | 6コア12スレッド | 45W |
搭載されているのは、第13世代のCore i7-13700HXです。16コア24スレッドのCPUで、デスクトップ並みの処理能力を発揮します。
Core i7-13700HXは34000のスコアをマーク、Core i7-13700Hと比較すると約16%も高いスコアになります。
単純にXがついただけかと思いきや、結構スコアも変わってくるようですね。これは実際に作業を行った場合に大きな差が生まれてきそうです。
CPU-Z
CPU | シングルスレッド | マルチスレッド |
Core i7-13700HX | 717.7 | 8477.0 |
Core i7-13700H | 789.8 | 7774.6 |
Core i7-12700H | 725.7 | 7462.5 |
Core i7-12650H | 735.9 | 6469.4 |
シングルスレッドのスコアが717.7と高く、マルチスレッドも8477.0となりました。なぜかCore i7-13700Hよりもシングルスレッドが低い値になっていますが、マルチスレッドはと比較すると約9%高いスコアが出ています。
CINEBENCH R20(R23)
CPU | シングル | マルチ |
Core i7-13700HX | 650(1710) | 6941(16479) |
Core i7-13700H | 737 | 6368 |
Core i7-12700H | 677 | 5347 |
Core i7-12650H | 648(1725) | 4281(11001) |
CINEBENCH R20スコアは、シングル650で、マルチ6941です。CPU-Zと同じような傾向になっていますね。
GeForce RTX4070のグラフィック性能・ゲームスコア
GALLERIA XL7C-R47-5に搭載されているグラフィックはGeForce RTX4070です。ラップトップ用としてはトップクラスの性能です。人気があるRTX4060とどれくらい差が出てくるか気になるところです。
FF15(重たいゲーム)のベンチマーク
モデル | 設定 | 結果 |
GALLERIA XL7C-R47-5 (RTX4070) |
3840×2160(標準品質) | やや快適(5531) |
1920×1080(標準品質) | とても快適(15794) | |
GALLERIA XL7C-R46-5 (RTX4060) |
3840×2160(標準品質) | 普通(4078) |
1920×1080(標準品質) | とても快適(11769) | |
GALLERIA XL7C-R45-4 (RTX4050) |
3840×2160(標準品質) | 普通(4034) |
1920×1080(標準品質) | とても快適(11542) | |
raytrek R6-AA (RTX3060) |
3840×2160(標準品質) | 普通(3858) |
1920×1080(標準品質) | とても快適(9534) |
スコアは4K標準解像度でやや快適で、RTX4060と比較しても約35%ほど高いスコアが出ています。ゲーミング性能についてはしっかりと差が出ている印象ですね。フルHDのスコアも15000を超える高いスコアとなっています。確実にワンランク上のゲーミングライフをおくれるでしょう。
RAW現像にかかる時間は?
現像に使ったソフトは無料ソフトの「RawTherapee」で、JPEG品質は90%、高画質での変換です。参考までに過去のテスト結果をご紹介します。
CPU | 50枚 |
Core i7-13700HX | 1分10秒 |
Core i7-13700H | 1分11秒 |
Core i7-12700H | 1分15秒 |
Core i7-12650H | 1分20秒 |
RAW現像処理時間は50枚で1分10秒と速く、デスクトップに引けを取らない性能が出せていると思います。ただし性能的には頭打ちというか、第12世代から劇的な進化は見込めません。コスパ重視ならCore i7-12700Hあたりを搭載したモデルを選択するのもありかもしれません。
動画の書き出しにかかる時間は?
動画編集ソフトはResolveで4K動画(24P)約5分間の映像のレンダリングにかかった時間を計測しました。書き出しの条件は以下の通りです。
・フォーマットはMP4
・コーデックはH.264
・解像度は3840×2160
・フレームレートは24
・品質は最高品質
モデル | 構成 | 処理時間 |
GALLERIA XL7C-R47-5 | Core i7-13700HX×RTX4070 | 3分01秒 |
raytrek R5-RL6 | Core i7-13700HX×RTX4060 | 2分57秒 |
GALLERIA XL7C-R46-5 | Core i7-13700H×RTX4060 | 3分58秒 |
GALLERIA XL7C-R45-4 | Core i7-13700H×RTX4050 | 2分51秒 |
G-Tune P6 | Core i7-12650H×RTX4050 | 3分12秒 |
Core i7-13700HX×RTX4070という最高の構成で臨みましたが、RTX4060やRTX4050を搭載したモデルと処理時間は大差が見られませんでした。編集作業中にも体感的に大きなちがいを感じられることもありませんでした。
もちろん性能を少しでも盛ってアドバンテージはとっておきたいという考えもわかるので、そういった本格派にはおすすめできるモデルだと思います。コスパよりも性能、ロマンを追い求める人向けですね。
出荷は遅い?どれくらいで到着するの?
ドスパラは翌日出荷に力をいれており、今回紹介するモデルも翌日出荷に対応しています。すぐにでもパソコンが欲しいという人には有難いですよね!
GALLERIA ZL7C-R47-5デメリット
・重たくモバイルに不向き
・動作音がかなり大きい
GALLERIA XL7C-R47-5は、本格的な処理能力がウリのモデルです。写真や動画編集なら持て余すほどですが、ゲームなら確実にワンランク上の環境を提供してくれるでしょう。
ただし重量早く2.4kgと重たいですし、巨大なACアダプターを持ち歩くことを考えるとしんどいです。車移動が中心でなによりパフォーマンス重視という人には良いですが気楽に持ち歩ける感じはしませんでした。また性能をしっかりと発揮させるためにファンがしっかりと回ります。動作音はかなり大きく、扇風機などの比ではありません。
GALLERIA ZL7C-R47-5はこんな人におすすめ
- なによりも性能を重視したい人
- ゲームの配信や動画編集もしたい人
- ワンランク上のゲーミング性能を得たい人
- デスクトップ並みの処理能力が欲しい人
- 急ぎでパソコンが必要になった人
公式HP:https://www.dospara.co.jp
GALLERIA ZL7C-R47-5 感想まとめ
GALLERIA ZL7C-R47-5を紹介してきました。
デスクトップ並みのパフォーマンスを備えた、15.6型搭載モデルということで本格的な処理能力が得られるモデルだと思いました。持ち歩くにはしんどいサイズで、動作音も大きいですが処理能力がなによりも大事という本格派には魅力的にうつるはずです。本体のカラーリングもクールですし、モバイル環境下でも性能には妥協できないという人にはおすすめのモデルですね。
ドスパラで販売されているパソコンは国内生産ですし、万が一の時は実店舗なんかで相談もできるので安心感があります。他にも多数のパソコンを販売しているので、チェックしてみても良いかもしれません!
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