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G-Tune P6-I7G50BK-Aをレビュー!16型ゲーミングノートとしてお手本のようなPC

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マウスコンピューターよりゲーミング向けのG-Tune P6シリーズをお借りしたのでレビューします。(機材貸出元:株式会社マウスコンピューター)

第12世代Core i7-12650HとGeForce RTX4050を採用したゲーミングノートパソコンが新登場!16型フルHDモニターは165Hzリフレッシュレートにも対応しており、なめらかな映像を楽しめます。性能が高くなっているので動画編集やRAW現像などのクリエイト作業もこなせますし、ゲーミングのーとして王道的な存在だなと感じました。

各ベンチソフトの結果や、RAW現像、動画編集などにかかった時間も掲載していますので参考にして下さい。

G-Tune P6シリーズの特徴・性能

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公式HP:https://www.mouse-jp.co.jp/

マウスコンピューターのG-Tune P6シリーズは、ブランド的には中堅的なポジションの製品です。そういう意味ではユーザーが検討しやすい製品でもあり、メーカーとしては主力製品として外せない存在だと考えるでしょう。いわゆるブランドの顔とでも言えば良いのでしょうか?ちゃんとそれなりの製品が求められるという訳です。

その点では、G-Tune P6はCore i7-12650H×RTX4050の組み合わせなので、ほどよいゲーミング性能と処理能力のバランス感覚に優れています。16型の筐体は内部スペースにも余裕があるため冷却性もしっかり確保できます。安定して性能を発揮し続けることが可能ですし、もちろん持ち運んで使うこともできます。そういう意味でも安心感がありますし「まるでお手本のようだな」と完成度の高さには感動をおぼえました。

それではもう少し詳しく見ていきましょう。

G-Tune P6-I7G50BK-Aの基本構成/スペック

CPU:Core i7-12650H
GPU:GeForce RTX4050
メモリ:16GB
SSD:500GB SSD
税込価格:199,800円
詳細:公式サイトをチェックする
※構成は記事執筆時の内容で変更になる可能性があります。

今回紹介するモデル以外にも、Ryzen CPUを採用したモデルやRTX4060搭載の本格的なゲーミングモデルが存在します。予算や用途に合わせて選択するのが良いでしょう。もちろんカスタマイズにも対応していますので、メモリを増やしたり、ストレージ容量を増やしたりと好みのマシンに仕上げることも可能です。

パーツの話がピンとこない方は、下記の参考記事をご覧ください。基本的なことが理解してもらえるはずです。

CPU Core i7-12650Hの性能

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搭載されているCPUは第12世代のCore i7-12650Hです。10コア16スレッドのCPUでデスクトップ並みの処理能力を発揮します。

名称 スコア クロック(OB) コア(スレッド)数 TDP
Core i7-13700H 29810 P:2.4GHz(5.0GHz)
E:1.8GHz(3.7GHz)
14コア20スレッド
(P:6コア/E:8コア)
45W
Core i7-12700H 27581 P:2.3GHz(4.7GHz)
E:1.7GHz(3.5GHz)
14コア20スレッド
(P:6コア/E:8コア)
45W
Core i7-12650H
24621 P:2.3GHz(4.7GHz)
E:1.7GHz(3.5GHz)
10コア16スレッド
(P:6コア/E:4コア)
45W
Core i7-1260P 17203 2.1GHz(4.7GHz) 12コア16スレッド 28W
Core i7-10750H 12573 2.6GHz(5.0GHz) 6コア12スレッド 45W

Core i7-12650Hのスコアは25000を超えておりデスクトップパソコンにも負けない処理能力を発揮します。上位モデルのCore i7-13700Hと比較しても約20%ほどスコアを落とします。

上位モデル「G-Tune P6-I7G60BK-A」との差は5万ほどでCPU性能が上がるだけでなく、GPUがRTX4060、メモリもストレージも倍になります。249,800円というのは安くありませんが内容を見たら十分納得に値するかと思います。

CPU-Zによるベンチマークスコア

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 CPU シングルスレッド マルチスレッド
Core i7-13700H 789.3 7920.8
Core i7-12700H 725.7 7462.5
Core i7-12650H 749.6 6562.5
Core i7-1260P 565.4 3563.2
Core i7-10750H 503.1 3169.5

シングルスレッドのスコアが749.6、マルチスレッドが6562.5になりました。

マルチスレッドでは上位CPUにゆずるものの、シングルスレッドでの差はそこまで大きくもありません。処理性能に少しでもアドバンテージが欲しいという人なら別ですが、ほとんどの人にはCore i7-12650Hでも十分でしょう。一般用途なら体感的な差もまず感じないはずです。

CINEBENCH R20によるベンチマークスコア

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 CPU シングル マルチ
Core i7-13700H 739 5728
Core i7-12700H 677 5347
Core i7-12650H 684 5610
Core i7-1260P(4N) 574 2159
Core i7-10750H 471 2566

CINEBENCH R20スコアは、シングル684で、マルチ5728でした。

このテストではCore i7-13700Hとの比較でシングルが約8%、マルチが約2%低くなっています。傾向としては先のテストと逆になりましたね。なかなか興味深いです。

ストレージ性能

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ストレージは500GBのNVMe Gen4 SSDです。Readで5200MB/sを超える速度なので動作はキビキビとしています。容量的にも十分確保されているのですぐに困るといったことはないでしょう。

SSDHDDどちらを選ぶ?性能を比較してみた

GeForce RTX4050のグラフィック性能・ゲームスコア

G-Tune P6-I7G50BK-Aに搭載されているグラフィックはGeForce RTX4050です。ほかにもRTX4050/RTX3050搭載モデルが存在するのでスコアを参考にして下さい。

ゲームのベンチマーク(FF15)

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GPU 設定 スコア
RTX4060 3840×2160(標準品質) 普通(4493)
1920×1080(標準品質) 非常に快適(12899)
RTX4050 3840×2160(標準品質) 普通(4066)
1920×1080(標準品質) 非常に快適(11812)
RTX3050 1920×1080(標準品質) やや快適(5897)
GTX1650 1920×1080(標準品質) やや快適(5046)

重量級タイトルのFF15ではRTX4060が当然有利ですが、RTX4050との差は約10%ほどです。そこまで差が付いている印象は受けませんし、できることがガラッと変わるということもないでしょう。

少しでも性能を確保したい人はRTX4060、多少妥協できるからコスパ優先という人はRTX4050、高解像領域は扱わないという人ならRTX3050のモデルを選ぶのがおすすめです。

RAW現像にかかる時間は?

現像に使ったソフトは無料ソフトの「RawTherapee」で、JPEG品質は90%、高画質での変換です。このソフトはかなり重たいのですが、画像の表示も速く、編集を当てても一瞬なので快適でした。

参考までに過去のテスト結果をご紹介します。

CPU 50枚 150枚
Core i7-13700H 1分15秒 3分45秒
Core i7-12700H 1分15秒 3分46秒
Core i7-12650H 1分16秒 3分50秒
Core i7-1260P 5分48秒
Core i7-10750H 5分10秒

Core i7-12650HでRAW現像を行ったところ処理時間は50枚で1分16秒です。Core i7-12700H、Core i7-13700Hと差はほとんど見られませんでした。RAW現像がメインの目的であれば上位クラスを選ばなくても十分だと言えるでしょう。

動画の書き出しにかかる時間は?

動画編集ソフトはResolveで4K動画(24P)約5分間の映像のレンダリングにかかった時間は約3分26秒でした。

書き出しの条件は以下の通りです。

レンダー設定

・フォーマットはMP4
・コーデックはH.264
・解像度は3840×2160
・フレームレートは24
・品質は最高品質

モデル 構成 処理時間
DAIV S4 Core i7-13700H×RTX4060 3分26秒
raytrek R6-AA Core i7-12700H×RTX3060 3分54秒
G-Tune P6 Core i7-12650H×RTX4050 3分12秒
DAIV S4 Core i7-1260P×GTX1650 8分44秒
mouse K5 Core i7-12650H×MX550 4分15秒
G-Tune P5-RT Core i7-11800H×RTX3050 4分47秒

動画編集においても処理能力の高さを見せています。Core i7-13700H×RTX4060を搭載した上位クラスのDAIV S4は、14型かつ薄型の筐体を採用しているため性能をいかしきれていないのかもしれません。

G-Tune P6はボディーこそやや厚みがあるものの、十分な冷却性を確保できているのでパフォーマンスを出し切れているんでしょうね。この辺も王道的なゲーミングノートという印象を受けます。安心して使えるという意味では本当に素晴らしいです。

パソコンはうるさい?静音性は?

G-Tune P6は高性能な分だけしっかりとした冷却機能も必要になります。そのためしっかりとファンが回る印象があります。静音性に優れているとまでは言えないものの、先のテストの通りパフォーマンスをしっかり引き出すための冷却性と考えれば妥協はできるんじゃないでしょうか。

出荷は遅い?どれくらいで到着するの?

G-Tune P6の出荷予定日はだいたい「注文が確定してから3日程で出荷」です。これはカスタマイズをした場合でも変わりません。

注意

当日15時までに注文が確定した場合の目安で、土日祝は注文が確定されません。早く手元にパソコンが欲しい場合は注意しましょう。

G-Tune P6を開封!

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G-Tune P6はゲーミングノートらしい無骨なデザインで、ブラックベースですので人を選ばず使うことができるでしょう。

サイズは358.4×268.3×26.3mmでやや厚みがあり、重量も約2.34kgと決して軽くはありません。持ち歩けないことはないので電車や車移動がベースの人ならデメリットも少なく大画面モニターを楽しめると思います。

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背面には2基のファンが見えており、高いパフォーマンスを維持できるようになっています。

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ACアダプターは性能が高いからこそサイズもそこそこ大きいですが、一般的にはこれくらいという感じです。

165Hzリフレッシュレート対応モニター

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165Hzリフレッシュレート対応モニターですのでFPSなどの動きの速いシューティングゲームでも有利です。比率が16:10のWUXGAで縦に長く、作業効率性も良いのでクリエイティブ作業にも便利です。発色も良くノングレアなので長時間作業でも目への負担が抑えられるでしょう。

G-Tune P6のインターフェース

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・SDカードリーダー(UHS-1)
・Mini DisplayPort
・HDMI
・USB2.0×1
・USB3.0×2 (Type-A×2)
・USB3.1×1(Type-C)
・ネットワーク×1 (1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T(RJ-45) / 左側面×1)
・ヘッドセット等

G-Tune P6のキーボード

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キーボードは自然な配列でタイピングしやすく、ソフトな打ち心地を実現しています。テンキーも備えているのでオフィス系アプリをよく使う人にも良いでしょう。キーボードは同時推し対応ですのでゲームでの操作もスムーズに行えます。

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タッチパッドも大きめですので短時間の作業ならマウスは必要ないでしょう。

G-Tune P6はこんな人におすすめ

おすすめな人
  • 王道的なゲーミングノートが欲しい人
  • 軽さは重視しない人(据置で使う人)
  • デスクトップ並みの処理能力が必要な人
  • 長時間作業に耐えられるPCが欲しい人

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公式HP:https://www.mouse-jp.co.jp/

G-Tune P6の感想まとめ

G-Tune P6シリーズは、高性能でパフォーマンスを維持できるという意味で「ゲーミングらしさ」が詰まったモデルに仕上がっていると感じました。途中でダレて性能低下といったことも感じさせないので安心して使えるという意味でもおすすめできます。モバイル性は高くないものの持ち歩けないほどではありませんし、16型モニターは迫力や没入感がワンランク上です。

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