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raytrek 4CXViをレビュー!第13世代インテルCPU搭載のクリエイター向けパソコン

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ドスパラが販売するよりクリエイター向けパソコンのraytrek 4CXViをレビューします。(機材貸出元:株式会社サードウェーブ)

CPUに第13世代インテル Core i7-13700Fを採用しパフォーマンスを高めたデスクトップパソコンです。グラボにはGeForce RTX3060Tiが採用されているため、ゲームだけでなく高解像データ編集にも対応できる性能に仕上がっています。デザインも一新され、より使いやすくなっているなと感じました。

それでは、各ベンチソフトの結果や、実際にRAW現像にかかった時間などを含めて実機レビューしていこうと思います。



raytrek 4CXVi レビュー

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公式HP:https://www.dospara.co.jp

ドスパラのraytrek 4CXViは、クリエイター向けモデルとして販売されています。

クリエイター向けモデルとしては中堅的な立ち位置ですが、Core i7×RTX3060Tiはもともと人気のあるラインだったりもします。最新CPUで効率的に処理が行えますし、描画性能も高めですからゲームも余裕をもって遊べます。高解像ミラーレスカメラの写真編集(RAW現像)や4K動画編集、ゲームの実況配信など多用途に使える魅力的なモデルに仕上がっています。

raytrek 4CXVi スペック

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OS Windows 11 Home 64ビット
CPU Core i7-13700F
グラフィックス GeForce RTX 3060Ti
メモリ 16GB
SSD 1TB SSD
電源 650W 電源 (80PLUS BRONZE)
サイズ 216(幅)×486(奥行き)×493(高さ) mm
重量 約17kg

パーツの話がピンとこない方は、下記の参考記事をご覧ください。基本的なことが理解してもらえるはずです。

raytrek 4CXVi 外観チェック

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raytrekのデスクトップパソコンは「クリエイターのために作られたモデル」です。実際に使ってみると、クリエイターの想像力を形にするための快適性、性能を継続的に発揮できる安定性、静音性など、こだわりが感じられました。

新デザインになったことでカラーリングもシルバーへと変更。場になじむフォルムと曲線を生かしたデザインで近未来感がある印象を受けました。

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ただデザインが変わっただけでなく使い勝手の面でも大きく変更がありました。特に冷却性に関しては「こだわっているな」という印象を受けました。フロント部には14cmファンを2基、天面に3基、背面に1基と最大で6基のファンで効率的に排熱が行えるようになっています。

メッシュ加工になっている箇所が多いので、冷たい空気の取り込みも良好。しかも意外とうるさくなかったのには驚きました。

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前面からアクセスする箇所には傾斜が設けられ、USBデバイスの抜き差しが簡単にできるようになっています。電源ボタンはレバー式のようになっているのもユニークでした。個人的な希望ですがケースが変わったタイミングでType-Cもフロント側に設置してくれてたらありがたかった・・・

raytrek 4CXVi インターフェース

・前面:USB 3.0 x2、3.5mmジャック
・背面:USB 2.0 ×2 、USB 3.2 Gen1 ×3 、USB 3.2 Gen2 Type-A ×2 、USB 3.2 Gen2 Type-C ×1

モデルによって表記内容と異なる場合があります。

性能チェック

CPU Core i7-13700Fの性能

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搭載されているCPUは、第13世代のCore i7-13700Fです。16コア24スレッドのCPUで前の世代に比べて性能がアップしています。

名称 スコア クロック(OB) コア(スレッド)数 TDP
Core i7-13700F 39354 P:2.1GHz(5.2GHz)
E:1.5GHz(4.1GHz)
16コア24スレッド
(P:8コア/E:8コア)
65W
Core i7-12700 31122 P:2.1GHz(4.9GHz)
E:1.6GHz(3.6GHz)
12コア20スレッド
(P:8コア/E:4コア)
65W
Core i5-12400
19333 2.5GHz(4.4GHz) 6コア12スレッド 65W
Core i7-11700 21469 2.5GHz(4.4GHz) 8コア16スレッド 95W
Ryzen 7 7700X 36456 4.5GHz(5.4GHz) 8コア16スレッド 105W
Ryzen 7 5800X 28493 3.8GHz(4.7GHz) 8コア16スレッド 105W
Ryzen 5 5600X 22161 3.7GHz(4.6GHz) 6コア12スレッド 65W

PASSMARKの公開データによると「Core i7-12700は39354」です。第11世代Core i7からは約2倍近いスコアで、ライバルのRyzen 7 7700Xよりも高いスコアになっています。

第12世代以降のCPUは飛躍的に処理能力が高まっていますので乗り換えのタイミングとしても割とおすすめです。

CPU-Z

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 CPU シングルスレッド マルチスレッド
Core i7-13700F 820.5 11336.8
Core i7-12700 782.5 9021.6
Core i5-12400 703.6 5007.6
Core i7-11700 659.1 6127.0
Ryzen 7 5800X 669.4 6739.4
Ryzen 5 5600X 645.4 4873.0

シングルスレッドのスコアが820.5、マルチスレッドが11336.8となりました。シングル性能もマルチスレッドも非常に高いスコアです。

CINEBENCH R20

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CPU シングル マルチ
Core i7-13700F 773 7349
Core i7-12700 733 6215
Core i5-12400 659 4724
Core i7-11700 592 3788
Ryzen 7 5800X 621 5993
Ryzen 5 5600X 599 4233

CINEBENCH R20のスコアはシングルで733、マルチで6215となりました。第12世代Core i7-12700と比較するとシングル約5%、マルチで約18%もスコアが伸びています。

SSD転送速度

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ストレージはNVMe SSDですので、読込速度は最大で3400MB/s程度です。これにHDDをカスタマイズで追加してやるとデータ保存に困ることはないはずです。

SSDHDDどちらを選ぶ?性能を比較してみた

GeForce RTX3060Tiのグラフィック性能・ゲームスコア

raytrek 4CXViに搭載されているグラフィックはGeForce RTX3060Tiです。

ミドルクラスにあたるグラフィックなので、重量級のデータを動かすならこれくらいの性能は欲しいところ。4K動画編集やVR、最新ゲームの世界を堪能するのにも最適です。

FF15(重たいゲーム)のベンチマーク

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モデル 設定 結果
GALLERIA RM5C-R35
(RTX3050)
3840×2160(標準品質) 普通(3160)
1920×1080(標準品質) 快適(8697)
DAIV A7
(RTX3060)
3840×2160(標準品質) 普通(4331)
1920×1080(標準品質) とても快適(11613)
raytrek 4CXVi
(RTX3060Ti)
3840×2160(標準品質) やや快適(5794)
1920×1080(標準品質) 非常に快適(15384)
raytrek XF
(RTX3070)
3840×2160(標準品質) 快適(6469)
1920×1080(標準品質) 非常に快適(17097)

重量級タイトルのFF15ですが、RTX3060Tiなら「4K解像度でやや快適」という結果になります。ゲーミング性能を求める(アドバンテージがほしい)ならRTX3060よりも少し余裕のあるRTX3060Tiが個人的にはおすすめです。

RAW現像にかかる時間は?

約150枚(5GB)のRAWデータを一括変換した時間を計測しました。

CPU 50枚 150枚
Core i7-13700F 1分07秒 3分24秒
Core i9-12900 3分10秒
Core i7-12700 3分30秒
Core i5-12400 4分06秒
Core i7-11700 4分16秒
Ryzen 7 5800X 3分46秒
Ryzen 5 5600X 3分55秒

データ処理にかかった時間は「150枚で3分24秒」でした。

第12世代Core i7-12700と比較すると差は小さいですが、第11世代以前と比較するなら差は大きいです。またRyzen 5000番台よりも良好な結果になっています。

動画の書き出しにかかる時間は?

動画編集ソフトはResolveを使って書き出し時間をテストします。

書き出しの条件は以下の通り。

レンダー設定

・フォーマットはMP4
・コーデックはH.264
・解像度は3840×2160
・フレームレートは24
・品質は最高品質

CPU 処理時間
Core i7-13700KF×RTX4090 2分02秒
Core i7-13700KF×RTX4080 2分06秒
Core i7-13700F×RTX3060Ti 2分54秒
Core i9-12900KF×RTX3080 2分12秒
Core i9-11900K×RTX3070Ti 3分24秒
Ryzen 9 3900X×RTX2070S 2分56秒

動画編集能力としては標準的ですが、4Kクラスでも安定して扱えるという印象をもちました。もちろんRTX4000番台であれば、より上を狙うこともできますが8Kなどの解像度を扱わないのであれば不要でしょう。

出荷は遅い?どれくらいで到着するの?

パソコンがいつ手に入るか気になる人も多いでしょう。当モデルは3日で出荷になっていました。これはカスタマイズをした場合でも変わらないのが嬉しいですね。

注意

当日お昼前までに注文が確定した場合の目安になります。必ず公式サイトで出荷日を確認してください。

公式サイト:https://www.dospara.co.jp


 

raytrek 4CXVi デメリット

・電源が650Wなので余裕が少ない
・プラス1.5万円でRTX3070搭載モデルが選べる

正直デメリットと言えるほどの何かを抱えているモデルではないのですが、強いて言えば電源が650Wなのが気になるくらいでしょうか?後々上位のグラボを搭載する予定の方は、最初にプラス1万円ほどで高品質な電源に変更できますので変更しておきましょう・・

とは言ったものの、上位モデルの「raytrek 4CXF」を選べば、グラボはRTX3070で電源も750Wです。価格差も約1.5万円と小さいので最初からこちらを選ぶほうがメリットは大きいのかもしれません。

raytrek 4CXViはこんな人におすすめ

おすすめな人
  • 性能と価格のバランスが良いモデルが欲しい人
  • ゲームもクリエイティブも楽しみたい人
  • 話題性のあるモデルが欲しい人
  • 8Kなどの超高解像データは扱わない人

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raytrek 4CXVi 感想まとめ

raytrek 4CXViを使って様々なテストを行ってきました。

Core i7-13700FとRTX3060Tiの組み合わせは処理能力もほどよく高く、価格も良心的で選びやすいモデルだと感じました。RAW現像、動画編集、ゲームなど多用途に安定した結果を残せると思います。ただし上位モデルの「raytrek 4CXF」のほうがコスパ面では優秀かもしれませんので併せてチェックしてみて下さい。

ドスパラは国内生産ですし、万が一の時は実店舗で相談もできるので安心感があります。>>ドスパラのおすすめパソコンをもっと見る

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