【デスクトップ版】GeForce RTX3050とGeForce RTX2060の性能比較！おすすめパソコンは？

デスクトップ版の「GeForce RTX3050」と「GeForce RTX2060」の性能比較をします。

どちらもフルHDゲーミングで快適性を得られるグラボですが、グレードとしてはGeForce RTX2060が上位。RTX3000番台のエントリーであるRTX3050が、どのくらい性能にちがいがあるかをチェックします。ミドル帯は人気がありますので注目している人も多いのではないでしょうか？先に言っておくと意外な結果になりました・・・

ゲームのベンチスコアはもちろん、写真編集や動画のレンダリングにかかった時間も掲載していますので参考にしてください。

GeForce RTX3050 vs GeForce RTX2060

解説に入っていく前に「GPUの見分け方や意味がわからない」という人がいれば、「GPUの選び方（スコア）」という記事を参考にしてください。

ちなみにこの記事では、仕様や規格といった情報はあえて紹介しておりません。その代わり「実行速度」をできるだけ重視してお伝えしておりますので参考にしてもらえると嬉しいです。

GPUスコア（PASSMARK）

GeForce RTX3050とRTX2060のスコアを比較すると、約10％ほどRTX2060が高くなります。

RTX3050はGTX1660Tiのリニューアル版と言うか、レイトレーシングやDLSSに対応させたグラボという意味合いが強いのかもしれません。

10％のスコアのちがいは意外と大きいので、結構無視はできないんですよね。グラボの枯渇問題があるとは言え、RTX2060が再販されるのも頷ける気がします。

比較に使ったパソコン

名前	GALLERIA	DAIV
画像
CPU	Core i5-12400	Core i7-9700K
GPU	RTX3050	RTX2060
メモリ	16GB	16GB
ストレージ	500GB SSD	256GB SSD＋2TB HDD
価格	約15万円～	約20万円～
レビュー	レビュー記事	レビュー記事
公式サイト	ドスパラ	mouse

今回のテストで使ったパソコンの仕様です。GeForce RTX2060（DAIV DGZ530シリーズ）は、CPUなどに旧世代のパーツが仕様されていますが販売価格は高くなっています。

ベンチソフトによる性能比較

ここからは、実際に僕がテストした数値を公表しながら性能差を見ていきたいと思います。

ゲーム（FF15）のベンチ結果

RTX3050とRTX2060を比較してみると、フルHDで約20％、4Kでも約20％もRTX2060が高いです。

20％近くも差があるということはフレームレートなんかにも大きく差がつくはずです。ちなみに別のモデルでは30％近い差になることもありました・・・

GeForce RTX3050の販売価格が4万円前後でスタートしているので、今なら数千円から1万円ほどプラスしてRTX2060を購入するほうが賢い選択になるでしょう。正直、RTX3050はもう少し安くならないとパッとしない印象が拭えません。

とは言え、エントリーモデルのGTX1650やRX6500XTも3万円前後です。プラス1万円で性能アップが期待できるなら悪くはないんですよね・・・上を見るか、下を見るかで評価が分かれそうです。RTX3060登場時もパッとしない印象でしたが、ここにきて存在感が出てきているので、RTX3050も似たような経路をたどるかもしれませんね。

RAW現像で比較

RawTherapeeというソフトを使ってRAWの一括変換150枚にかかった時間を測定します。RAW現像はどちらかと言えばCPU性能が重視される作業ですが、参考までにデータを掲載しておきます。

参考までに過去のテスト結果をご紹介します。

第12世代インテルCPUの性能が高く、旧世代からの性能UPが著しいので処理時間の短縮につながります。入れ替えを行うには良いタイミングだと思うので、日常的に現像作業を行っている人は検討してもらいたいレベルです。

動画のレンダリングにかかった時間を比較

一眼レフで撮影した5分間の4K動画のレンダリングにかかる時間を計測しました。使用した動画編集ソフトはResolveです。

動画編集ソフトResolveを使って5分程度の4K動画を書き出してみました。書き出しの条件は以下の通りです。

参考までに過去のテスト結果をご紹介します。

RTX3050やRTX2060なら、高解像度の動画編集もカジュアルに楽しめます。

性能で押され気味だったRTX3050ですが、最新のCPUと組み合わせると良い働きをしてくれるのもわかります。動画編集はパソコン全体のバランスが大切ですので慎重に選びたいところです。

高解像データ編集や、動画配信なども考えているなら、第12世代インテルCPU×RTX3060以上を抑えておいた方が無難です。オンラインゲームも快適になりますしね！

結論：選べるならRTX2060だがコスパも重視しよう

・RTX3050とRTX2060は理論値で約10-20％ほどの差
・旧世代でもRTX2060のほうが強い
・コスパを考えるとRTX3050もあり！
・こだわるならGeForce RTX3060も検討！

RTX3050とRTX2060を比較していきましたが、思った以上に差が開いてしまった印象ですね。今からだったらCore i5とRTX2060で自作とか面白そうだな・・なんて考えてしまいました。

GeForce RTX2060が単体で安く買えるなら積極的に取り入れたいところですが、旧パーツだけに市場在庫は潤沢とは言えなさそう・・・その証拠にRTX2060搭載モデルはほとんど存在しません。こうなってくると価格も上昇していきますので、コスパは悪くなってくるでしょう。

新陳代謝で新旧パーツの立ち位置がしっかりしてきた時にこそ、GeForce RTX3050が輝き出すような気がします。（RTX2060が市場から消える→RTX3050の価格が落ち着く）

そんな状況ですが、個人的におすすめのモデルをピックアップしてみました。ぜひ参考にしてもらえると嬉しいです。

GeForce RTX3050/RTX2060搭載のおすすめパソコン

GeForce RTX2060に関しては該当モデルなし。

ドスパラ GALLERIA RM5C-R35

今回の検証でも登場したドスパラのゲーミングPCです。しっかりと性能が引き出せているだけでなく、静穏性や冷却性にも優れているデスクトップパソコンになります。広い用途に対応できますのでプライベート利用からビジネスまで使えるモデルに仕上がっていますよ。

ドスパラ raytrek XS

第12世代Core i7-12700を搭載し処理能力を高めたモデルになります。従来より処理を短縮化できますので、日常的に高負荷な処理を行っている人におすすめ。せっかくパソコンを購入するなら処理能力にこだわることで、性能不足による引退を先延ばしにすることが可能です。ただしRTX3060搭載モデル（raytrek XV）も少しの投資で手が届くので、合わせて検討ください。

Legion Tower 5i

Core i5-13400F×RTX3050なら、写真や画像、イラストなどの静止画からフルHDクラスの動画編集も楽しめます。価格も税込14万円台からとリーズナブルで初心者の方やライトユーザーにもおすすめのモデルです。

フロンティア GXシリーズ（台数限定モデル）

フロンティアのGXシリーズは台数限定セール対象モデルですが、なんと驚きの税込12万円台です！とにかく安くゲームを楽しみたい人におすすめ！！旧CPUにはなりますがフルHDゲーミング中心で、クリエイト作業はあまりしないというなら全く問題はありません。フロンティアは国内生産ですので、品質、サポート面も安心ですよ。

フロンティア GAシリーズ（台数限定モデル）

編集作業などをしっかり行いたいならCPU性能だって妥協できません。そういう人にはRyzen 5を採用したGAシリーズがおすすめ！16万円台というコスパもフロンティアならではといったところでしょう。電源が850W 80PLUS GOLDと高品質ですし、後々上位グレードへの乗せ換えを考えている人にも向いています。

当ブログは予算や目的、パーツなどからパソコンが選べるようになっております。ぜひトップページからお気に入りの１台を見つけてください。

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