この記事では、GeForce RTX4070Tiの性能(ベンチマーク)をチェックします。
2022年後半から順次販売がスタートしたNVIDIA GeForce RTX 4000シリーズのミドルハイあたりに相当するモデルです。RTX4090やRTX4080が高価な中で、RTX4070Tiが気になっている人も多いでしょう。実際に動画編集を行ったり、ゲームを動かして検証していきます。
あわせて「GeForce RTX4070Ti搭載のおすすめデスクトップパソコン」も紹介していきたいと思います。ぜひ参考にしてください。
>RTX3090搭載のおすすめデスクトップPC >RTX3080搭載のおすすめデスクトップPC |
目次
GeForce RTX4070Tiの性能
GeForce RTX4000シリーズは、NVIDIA Ada Lovelace アーキテクチャを採用し従来モデルをしのぐ性能を発揮します。さらにVRAM容量も増加傾向にあるのでパフォーマンスにも余裕があるのが特徴です。ただし、消費電力も増加傾向で、電源容量や排熱などもしっかりと考えなければなりません。
RAW現像や写真編集だけに使うならオーバースペックではありますが、至高のパソコン体験と言う意味では変えられない魅力がありますよね。
ベンチマークスコア
ざっくりとスコアを表にしましたので参考にしてください。
GPU | スコア(PASSMARK) |
GeForce RTX4090 | 39283 |
GeForce RTX4080 | 35288 |
GeForce RTX4070Ti | 31743 |
GeForce RTX3090 | 25611 |
GeForce RTX3080 | 23835 |
GeForce RTX3070 | 21650 |
GeForce RTX3060Ti | 19684 |
GeForce RTX2080 SUPER | 19225 |
GeForce RTX2070 SUPER | 18095 |
GeForce RTX2060 SUPER | 16319 |
PASSMARKが公開しているデータを参考にすると、RTX4070Tiは30000超えのスコアをマーク。RTX4080との比較でも約90%程度の差にとどまります。従来のRTX3070の約1.5倍のスコアというのも注目です。
これまでのRTX3000番台だと高解像領域ではまだまだ快適性が得られない面もありましたが、RTX4000番台ならかなり解消してそうです。これだけパフォーマンスを発揮できるなら、動画やゲームなどでも美麗グラフィックが楽しめるようになるはずです。
従来ならRTX3060Ti、RTX3070あたりも人気がありましたが、このスコアを見ると考えてしまいます。もちろん十分なゲーミング性能を持った製品ではありますが、新モデル(RTX4000番台)の前ではかすんでしまいます。
RTX4090を搭載したパソコンは50万円を超えるトンデモお値段ですが、RTX4070Ti搭載モデルは30万円台~とまだ現実的です。ちょっと性能は盛っておきたいけど価格は抑えたいというユーザーにピッタリだと思います。
GeForce RTX4070Tiのゲーム性能はどれくらい?
モデル | 設定 | 結果 |
G-Tune XP-Z (RTX4090) |
3840×2160(標準品質) | 非常に快適(18327) |
1920×1080(標準品質) | 非常に快適(23784) | |
G-Tune HP-Z (RTX4080) |
3840×2160(標準品質) | 非常に快適(13347) |
1920×1080(標準品質) | 非常に快適(23511) | |
raytrek 4CXFi (RTX4070Ti) |
3840×2160(標準品質) | とても快適(10375) |
1920×1080(標準品質) | 非常に快適(19961) | |
G-Tune EP-Z (RTX3080) |
3840×2160(標準品質) | 快適(8635) |
1920×1080(標準品質) | 非常に快適(21229) | |
G-Tune PP-Z (RTX3070Ti) |
3840×2160(標準品質) | 快適(6932) |
1920×1080(標準品質) | 非常に快適(16827) |
重量級タイトルのFF15ですが、RTX4070Tiなら4K標準品質で「とても快適」という結果が得られます。ゲーミング性能を求める人にも満足できるスコアだと思います。
上位モデルでもあるRTX4090/RTX4080あたりのスコアを見てみると、高解像領域では大きな差が出ているもののフルHDクラスだと差は小さくなります。高設定でゲームを遊ぶことを前提にしていないのであればRTX4070Tiで十分と言うことができそうです。
今現在フルHDゲーミングで満足しているなら、無理にRTX4000番台を導入しなくても良いのでは?というのが個人的な意見。でも、せっかくパフォーマンスが出せるので「これを機に本格的なゲーミングモニターを導入する」のありかもしれません。
【テスト機】
>G-Tune XP-Zのレビューを見る(RTX4090)
>G-Tune HP-Zのレビューを見る(RTX4080)
GeForce RTX4070Tiがおすすめな人
- 高設定でコスパよく遊びたい人
- 本格的な4K動画編集をしたい人
- 美麗グラフィックでゲームを楽しみたい人
- 予算が30万円台くらいの人
GeForce RTX4070Ti搭載のおすすめパソコン
ドスパラ raytrek 4CXFi-K
第14世代Core i7-14700KFとGeForce RTX4070Tiを組み合わせたパフォーマンスがウリのデスクトップパソコンです。価格は35万円切りという良心的なモデルで、コスパよく次世代ゲーミングに対応ができます。クールなデザインの新型ケースを採用しており目新しさが光るのも嬉しいポイント。
マウスコンピューター G-Tune FZ-A7G7T
マウスコンピューターが販売するゲーミングパソコンです。CPUにはパフォーマンスが高いRyzen 7 7700Xを採用!GeForce RTX4070Tiの性能を最大限に引き出せるのが魅力です。ゲームはもちろん、高解像データ編集にもおすすめで、24時間サポートなどの手厚いアフターサービスも魅力です。
ドスパラ GALLERIA RA7C-R47T
CPU | Core i7-14700F |
メモリ | 16GB |
グラボ | GeForce RTX 4070Ti |
ストレージ | 500GB SSD |
第14世代Core i7-14700FとGeForce RTX4070Tiを組み合わせで27万円台という良心的なモデルです。先に紹介したraytrek 4CXFiと似たパーツ構成となっているので購入するタイミングでのキャンペーンなどを考慮して選ぶのがおすすめ。好みのデザインで選んでしまうのもありだと思います!
ドスパラ raytrek 4CZG
第14世代Core i9-14900KK×RTX4080の圧倒的な処理能力が光るモデルです。RTX4070Tiより上を目指すことで、忙しいクリエイターの時間節約に貢献ができます。節約できた時間は別の作業にあてることが可能なので、実質時間を買うようなものかもしれません。勝負をかけたいクリエイターにこそ使ってほしいモデルです。
まとめ
・GeForce RTX4070Ti搭載パソコンは次世代対応が可能!
・GeForece RTX3070の約1.5倍の性能!
・価格も30万円台~と幅広く選べる!
GeForce RTX4070Tiは、次世代ゲーミングにコスパよく対応できるパーツの1つだと思います。これ以上を目指すと価格が上がってしまって、50万円とか平気でしてきます・・・さすがに一般ユーザーで簡単に手が出せるものではないのでRTX4070Tiは着地点としてありだと思います。
RTX3070の約1.5倍の性能向上が期待できるというのも魅力ですし、そろそろグラボを入れ替えたいなと考えている人には検討してもらいたいです。最近では第13世代インテルCPU搭載モデルも多数登場しているため、選び放題になってきているのもタイミング的には良いです。
当ブログは予算や目的、パーツなどからパソコンが選べるようになっております。ぜひトップページからお気に入りの1台を見つけてください。
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