この記事では、GeForce RTX4060Tiの性能(ベンチマーク)をチェックします。
最新のNVIDIA GeForce RTX 4000シリーズのミドルクラスに相当するモデルです。RTX4060よりもワンランク上の描画性能を得られ、BTOパソコンなら価格差もそれほど大きくありません。つまりコストパフォーマンスが良いわけですが、実際にどれくらい動くのかは気になりますよね。この記事では動画編集を行ったり、ゲームを実際に動かして検証していきます。
あわせて「GeForce RTX4060Ti搭載のおすすめデスクトップパソコン」も紹介していきたいと思います。ぜひ参考にしてください。
>RTX4070Ti搭載のおすすめデスクトップPC >RTX4060搭載のおすすめノートPC |
目次
GeForce RTX4060Tiの性能
GeForce RTX4000シリーズは、NVIDIA Ada Lovelace アーキテクチャを採用し従来モデルをしのぐ性能を発揮します。さらにVRAM容量も増加傾向にあるのでパフォーマンスにも余裕があるのが特徴です。ただし、消費電力も増加傾向で、電源容量や排熱などもしっかりと考えなければなりません。
RAW現像や写真編集だけに使うならオーバースペックではありますが、至高のパソコン体験と言う意味では変えられない魅力がありますよね。
ベンチマークスコア
ざっくりとスコアを表にしましたので参考にしてください。
GPU | スコア(PASSMARK) |
GeForce RTX4090 | 39283 |
GeForce RTX4080 | 35288 |
GeForce RTX4070Ti | 31743 |
GeForce RTX4070 | 26956 |
GeForce RTX4060Ti | 22489 |
GeForce RTX4060 | 19961 |
GeForce RTX3090 | 25611 |
GeForce RTX3080 | 23835 |
GeForce RTX3070 | 21650 |
GeForce RTX3060Ti | 19684 |
GeForce RTX2070 SUPER | 18095 |
PASSMARKが公開しているデータを参考にすると、RTX4060Tiは22489というスコアをマーク。RTX3060Tiとの比較で約15%ほど進化していることになります。RTX4060無印との差は約13%ほどある点にも注目です。
これだけパフォーマンスを発揮できるなら、高解像動画編集や最新ゲームでも快適性が得られるはずです。従来のRTX3070相当に匹敵するほどですので、今後も人気が出てきそうな気がします。
ただし上位のRTX4070クラスと比較するとやや差が大きくなっています。どこまで予算をかけて性能を確保するかの判断は重要になってくるでしょう。
GeForce RTX4060Tiのゲーム性能はどれくらい?
モデル | 設定 | 結果 |
GALLERIA RM5C-R46 (RTX4060) |
3840×2160(標準品質) | やや快適(5052) |
1920×1080(標準品質) | 非常に快適(14574) | |
GALLERIA RM5C-R46T (RTX4060Ti) |
3840×2160(標準品質) | やや快適(5854) |
1920×1080(標準品質) | 非常に快適(16260) | |
DAIV FX-A7G7T (RTX4070Ti) |
3840×2160(標準品質) | とても快適(10036) |
1920×1080(標準品質) | 非常に快適(23397) | |
GALLERIA RM5C-R36 (RTX3060) |
3840×2160(標準品質) | 普通(4450) |
1920×1080(標準品質) | やや快適(11827) | |
raytrek 4CXVi (RTX3060Ti) |
3840×2160(標準品質) | やや快適(5794) |
1920×1080(標準品質) | 非常に快適(15384) | |
raytrek XF (RTX3070) |
3840×2160(標準品質) | 快適(6469) |
1920×1080(標準品質) | 非常に快適(17097) |
重量級タイトルのFF15は「4K解像度でやや快適」という結果が得られます。ゲーミング性能としては高く、ほぼ全てのタイトルを快適に動作できるはずです。
ただし上位のRTX4070Tiとの差は大きく、従来のRTX3060Tiと比較しても差は約5%ほどにとどまっています。ミドルクラスの買い替えの必要性はほとんどなく、狙うならRTX4070Tiクラスがおすすめということになります。
そう考えると型落ちのRTX3060~RTX3070あたりでも十分な性能かつコスパも狙えるかもしれません。もちろん新規で購入するならRTX4060番台はありです!なかなか良い具合に性能を調整してきている印象ですね・・・
GeForce RTX4060Tiがおすすめな人
- 新規or久しぶりにPCを更新する人
- 高いゲーミング性能を確保したい人
- 4K動画編集なども視野に入れている人
- 予算が20万円以下の人
GeForce RTX4060Ti搭載のおすすめパソコン
ドスパラ GALLERIA RM7C-R46T
第14世代Core i7-14700FとGeForce RTX4060Tiを組み合わせて約22万円台のゲーミングPCです。性能もしっかりしていますし、コストパフォーマンスが高いのも魅力的!冷却性と静音性に優れたケースを採用しているので作業に集中したいクリエイターにもおすすめです。ストレージ容量は増やしておきたい!
マウスコンピューター NEXTGEAR JG-A7G6T
マウスコンピューターの新ブランド「NEXTGEAR」です。CPUが8コアのRyzen 7 5700Xで水冷CPUクーラーを採用している点がポイントです。側面はガラスパネルでLEDによる電飾も楽しめます。価格は17万円台と良心的ですし、標準で3年間のメーカー保証がついているのも安心材料です。
フロンティア FRGKB760/WS111/NTK
フロンティアのセールモデルで15万円は相場よりもやや安いです。Core i5-14400F×RTX4060Tiなら十分な処理能力が期待できますし、ちょっとしたデータ編集にも対応できるます。オンラインゲームや4K動画編集など幅広い用途で使っていけるコスパ抜群のモデルです!
ドスパラ raytrek 4CXVi
第14世代Core i7-14700FとGeForce RTX4060Tiを組み合わせのクリエイター向けモデルです。CPU性能がより高いためグラフィックの性能を限界まで引き出すことが可能!また写真や動画編集といった作業での快適性も高まるためパフォーマンスにこだわりたいユーザーにおすすめです。価格も22万円台と良心的です。
ドスパラ raytrek 4CXFi-K
第14世代Core i7-14700KF×RTX4070Tiの圧倒的な処理能力が光るモデルです。RTX4060Tiより上を目指すことで、忙しいクリエイターの時間節約に貢献ができます。節約できた時間は別の作業にあてることが可能なので、実質時間を買うようなものかもしれません。勝負をかけたいクリエイターにこそ使ってほしいモデルです。
まとめ
・GeForce RTX4060Ti搭載パソコンは十分な性能!
・GeForece RTX4070Tiとの差は大きい!
・価格も15万円台~とコスパが抜群!
GeForce RTX4060Tiは高いゲーミング性能がありながら、販売価格も15万円前後からとコスパ抜群のパーツだと思います。RTX4070Tiとの性能差は大きいので買い替え需要というよりも、新規購入が多くなりそうな気はしています。
従来のRTX3070並みの性能というだけでも魅力的ですし、2世代くらいあいているならグラボ入れ替えも検討してもらいたいタイミングです。正直このクラスが15万円前後で手に入るのは美味しすぎますね!
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