Core i5-12400とRyzen 5 5600Xの性能比較！RAW現像、動画編集するならどっちがおすすめ？

インテル第12世代CPUとRyzen CPUの性能差をチェックします。

対象は「Core i5-12400」と「Ryzen 5 5600X」を比較していきます。ベンチマークやRAW現像、動画編集にどれくらいのちがいがあるのかを見ていきます。

参考にしてもらえると嬉しいです。

Core i5-12400 vs Ryzen 5 5600X

解説に入っていく前に「CPUの見分け方や意味がわからない」という人がいれば、「CPUの選び方（スコア）」という記事を参考にしてください。

CPUスコア（PASSMARK）性能一覧

スコアはPASSMARKが公開しているデータを参考にしています。

Core i5-12400とRyzen 5 5600Xのスコアを比較してみると、約15％程Ryzen 5 5600Xが高いです。

このスコアだけですべてが決まるわけではないですが、ベンチマークのテスト結果でも因果関係が出やすい傾向にはあります。どういった作業に得手不得手があるのか掘り出すのが今回の目的です。RAW現像や動画編集を実際に試してみてどっちがおすすめか見ていきますね。

比較に使ったパソコン

名前	DAIV A5	GALLERIA RM5C-R35
画像
CPU	Ryzen 5 5600X	Core i5-12400
GPU	GTX1650	RTX3050
メモリ	16GB	16GB
ストレージ	256GB SSD＋1TB HDD	512GB SSD
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マウスコンピューターとドスパラのデスクトップパソコンで比較を行います。

ベンチソフトによる性能比較

ここからは、実際に僕がテストした数値を公表しながら性能差を見ていきたいと思います。

CPU-Zによるスコア

PASSMARKではRyzen 5 5600Xが上回っていましたが、面白いことにCore i5-12400のほうがシングル性能が高く、マルチスレッドはほぼ同スコアです。

シングル性能が高いほうがRAW現像をはじめとする作業で良い結果を得られやすいので、迷ったらCore i5-12400を選択するのが良さそうです。CPU単体でもCore i5-12400のほうが安いので、コスパ重視なら答えはおのずと決まってきそうです。

CINEBENCH R20によるベンチマークスコア

CINEBENCH R20のテストでもCore i5-12400が高めの数字となっています。シングルスレッドは約10％高く、マルチスレッドでは約12%高くなりました。

Ryzen 5 5600Xも性能が高いということで湧いた時期がありましたが、これからはCore i5-12400がその役割を奪うかもしれません。編集アプリなどの親和性を考えても「インテル入ってる」ほうが無難。

RAWの一括変換にかかった時間を比較

RAWの一括変換にかかった時間を測定するために、一眼レフで撮影した150枚（5GB）の写真を現像します。

RAW現像ではほとんど誤差範囲ですが、わずかにRyzen 5 5600Xが処理スピードで上回っています。しかしRAW現像処理能力を求めるなら、現状はCore i7-12700を選択するほうが価値があります。

Core i7-12700搭載おすすめパソコン！RAW現像や動画編集におすすめのパソコンは？

動画のレンダリングにかかった時間を比較

一眼レフで撮影した5分間の4K動画のレンダリングにかかる時間を計測しました。使用した動画編集ソフトはResolveです。

参考までに過去のテスト結果をご紹介します。

動画編集の処理能力でも似たり寄ったりなところはありますが、上位のグラボ（RX6700XT）を搭載しているRyzen 5 5600Xが速くなるのは当然です。きっと同じグラボを載せたらCore i5-12400の方が速くなると思います。

しかしながら、どちらのCPUを選択しても多きな差とまでは言えず、逆に言えば作業領域（解像度など）が変わるほどではありません。どちらのCPUも高解像度の編集作業は軽めにしておいたほうが無難という印象です。

Core i5-12400 vs Ryzen 5 5600X まとめ

・処理能力は1割ほどCore i5-12400が高い傾向にある！
・コスパ重視ならCore i5-12400！
・趣味使いならどちらのCPUでもでOK！
・第11世代以前のCPUを選ぶ理由がない！

第12世代インテルCPUと、Ryzen5000番台を比較してきました。処理能力では全体的にCore i5-12400が有利と言う印象。Core i5-12400は、従来のCore i7を凌駕するほど高性能です。

一方のRyzen 5 5600Xも悪い選択肢ではなく、細かく比較していかないとわからないレベルだと思います。少なくとも体感ではっきりとしたちがいを感じる人は少数でしょう。

Ryzenと比較しても安定性やアプリとの親和性の面ではインテルが強いでしょうし、第12世代はかなり狙い目だと思います。

＞Ryzen搭載のおすすめパソコンをチェックする

おすすめパソコン

ドスパラ GALLERIA RM5C-R35

Core i5-12400×GeForce  RTX3050を採用したコストパフォーマンスに優れたモデルです。従来Core i7を凌駕するほどのパフォーマンスに、ほどよい描画性能が備わっているのがポイント。フルHDクラスの処理なら問題なく行えますし、RAW現像やイラストなどにもおすすめ！

マウスコンピューター DAIV Z7

マウスコンピューターのクリエイターモデルである「DAIV」のミドルクラスデスクトップパソコンです。第12世代Core i7-12700×RTX3060はクリエイターに人気の組み合わせです。高解像データ編集も視野に入るほど高性能です。今回は比較対象外ですが処理能力重視の方はCore i7-12700がおすすめですよ！

ドスパラ raytrek Debut

Core i5-12400搭載のシンプルなデスクトップパソコンです。グラボは非搭載ですが税込10万円以下で購入できるので、初期投資を抑えたい人や、カスタマイズベースとしておすすめです。

フロンティア GAシリーズ（台数限定モデル）

フロンティアの台数限定セール対象のGAシリーズです。RTX3000番台を採用して税込20万円を切るのは安いです！売り切れても補充が入ることがあるので定期的にチェックしましょう！フロンティアはヤマダ電機系列の国産メーカーですので安心ですよ。

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