マウスコンピューターの「G-Tune P5-I7G60WT-B」をレビューします。(機材貸出元:株式会社マウスコンピューター)
Core i7-13620H×GeForce RTX4060を採用し、高いパフォーマンスが発揮できるゲーミングノートパソコンです。G-Tune初となる白いカラーを採用しているのがポイント!15.6型フルHDモニターを採用しており、144Hzリフレッシュレートに対応。高い冷却性も備えており、とても使いやすい1台になっています。ゲームだけでなく動画編集、実況配信なども行いたい人にもおすすめです。
各ベンチソフトの結果や、RAW現像、動画編集などにかかった時間も掲載していますので参考にして下さい。
目次
G-Tune P5-I7G60WT-B レビュー
公式HP:https://www.mouse-jp.co.jp/
マウスコンピューターのG-Tune P5-I7G60WT-Bは、ゲーミングパソコンにしては珍しく白い筐体を採用しています。待ち望んでいた人からしたら「やっと来たか!」という感じかしれません。もちろんデザインが良いだけでなくゲームがしっかり遊べるパフォーマンスも備えています。
G-Tune P5-I7G60WT-Bのデザインはブランドロゴが入っているだけのシンプルさが良いですね。素材は樹脂製でツルツルとした触り心地になっています。
サイズは362×241×25.4mm、約2.11kgです。ゲーミングとしては一般的な数字ですが持ち歩くのは多少苦労しそうです。バッテリー駆動時間は動画再生で約4時間とのこと。
背面も白なのでで統一感があります。厚みがあるのもそうですが内面には銅のヒートシンクが確認できて冷却性の高さを物語っています。
180W ACアダプターもコンパクトなので持ち歩きもしやすそうです。ノートパソコンという特性上、持ち出して使いたいシーンって必ずあるでしょうから小さいのは正義です。
日本語配列のキーボードでバックライトも搭載しています。プラスチック感がありますが普通の打鍵感です。十字キーのサイズが小さいのがゲーミングとしては少し惜しいような気がします。
15.6型フルHDモニターを搭載しています。144Hzリフレッシュレート対応なので素早い動きも滑らかに表示させることが可能です。見た目に発色もよくて作業やゲームに没頭できる品質だと感じました。
インターフェースにはHDMIやUSB各種装備しており、ゲーミングモデルとしては申し分ない数でしょう。写真とは別に背面側に電源端子、USB3.1 Type-C、HDMI、Mini Display Portがあり、最大4画面出力に対応します。
G-Tune P5-I7G60WT-B スペック/パーツ構成
CPU:Core i7-13620H
GPU:GeForce RTX4060
メモリ:16GB
SSD:500GB SSD
税込価格:199,800円
詳細:公式サイトをチェックする
※構成は記事執筆時の内容で変更になる可能性があります。
パーツの話がピンとこない方は、下記の参考記事をご覧ください。基本的なことが理解してもらえるはずです。
G-Tune P5-I7G60WT-B 性能チェック
CPU Core i7-13620H
名称 | スコア | クロック(OB) | コア(スレッド)数 | TDP |
Core i7-13650HX | 31715 | P:2.6GHz(4.9GHz) E:1.9GHz(3.6GHz) |
14コア20スレッド (P:6コア/E:8コア) |
55W |
Core i7-13700H | 29810 | P:2.4GHz(5.0GHz) E:1.8GHz(3.7GHz) |
14コア20スレッド (P:6コア/E:8コア) |
45W |
Core i7-13620H |
25324 | P:2.4GHz(4.9GHz) E:1.8GHz(3.6GHz) |
10コア16スレッド (P:6コア/E:4コア) |
45W |
Core i7-12700H | 27581 | P:2.3GHz(4.7GHz) E:1.7GHz(3.5GHz) |
14コア20スレッド (P:6コア/E:8コア) |
45W |
Core i7-12650H |
24621 | P:2.3GHz(4.7GHz) E:1.7GHz(3.5GHz) |
10コア16スレッド (P:6コア/E:4コア) |
45W |
G-Tune P5-I7G60WT-Bに搭載されているCore i7-13620Hのスコアは25000を超えています。グラボの性能をしっかり引き出せるでしょうし、写真や動画編集も快適に行えるレベルです。ただしCore i7-13700Hなどよりも低めのスコアなので性能重視の方は気になるかもしれません。
CPU-Z
CPU | シングルスレッド | マルチスレッド |
Core i7-13650HX | 783.4 | 7865.3 |
Core i7-13700H | 789.3 | 7920.8 |
Core i7-13620H | 771.1 | 7292.8 |
Core i7-12700H | 725.7 | 7462.5 |
Core i7-12650H | 745.5 | 6567.3 |
シングルスレッドのスコアが789.3、マルチスレッドが7865.3になりました。
先行してレビューを行ったDAIV R4にも同じCore i7-13620Hが採用されていましたが、マルチスレッドが5000程度しか出ていませんでした。このG-Tune P5だとマルチスレッドが8000近く出ているので性能面での心配はいりません。
CINEBENCH R20
CPU | シングル | マルチ |
Core i7-13650HX | 697 | 4617 |
Core i7-13700H | 739 | 5728 |
Core i7-13620H | 716 | 5425 |
Core i7-12700H | 677 | 5347 |
Core i7-12650H | 697 | 4617 |
CINEBENCH R20スコアは、シングル716で、マルチ5425でした。高い数字をキープできています。
GeForce RTX4050 ゲーム・描画性能
GPU | 設定 | スコア |
RTX4060 | 3840×2160(標準品質) | やや快適(4253) |
1920×1080(標準品質) | とても快適(12606) | |
RTX4050 | 3840×2160(標準品質) | 普通(3180) |
1920×1080(標準品質) | 非常に快適(8495) | |
RTX3050 | 1920×1080(標準品質) | やや快適(5897) |
重量級タイトルのFF15では4K標準設定でやや快適、フルHD標準設定でとても快適という結果が得られました。高いゲーミング性能を誇っていると言えるでしょう。最新ゲームも快適にプレイできる水準にあると思います。
RAW現像
無料ソフトの「RawTherapee」で現像処理時間をチェックしました。
CPU | 50枚 |
Core i7-13650HX | 1分12秒 |
Core i7-13700H | 1分15秒 |
Core i7-13620H | 1分09秒 |
Core i7-12700H | 1分15秒 |
Core i7-12650H | 1分15秒 |
Core i7-13620HでRAW現像を行ったところ処理時間は50枚で1分09秒でした。ベンチマークで発生していたCore i7-13700Hとの差も埋まっているどころか逆転していしまっているレベルです。G-Tune P5は非常に高い処理能力を有していると言えます。
動画編集
動画編集ソフトはResolveで4K動画(24P)約5分間の映像のレンダリングにかかった時間を計測しました。書き出しの条件は以下の通りです。
書き出しの条件は以下の通りです。
・フォーマットはMP4
・コーデックはH.264
・解像度は3840×2160
・フレームレートは24
・品質は最高品質
モデル | 構成 | 処理時間 |
G-Tune P5-I7G60WT-B | Core i7-13620HX×RTX4060 | 3分28秒 |
DAIV R4-I7G50WT-B | Core i7-13620HX×RTX4050 | 4分22秒 |
G-Tune E5-I7G60BK-A | Core i7-13650HX×RTX4060 | 2分48秒 |
DAIV S4 | Core i7-13700H×RTX4060 | 3分26秒 |
raytrek R6-AA | Core i7-12700H×RTX3060 | 3分54秒 |
G-Tune E4 | Core i7-12650H×RTX4050 | 4分03秒 |
動画編集においても処理能力を発揮できていはいますが、Core i7-13650HX×RTX4060搭載の「G-Tune E5-I7G60BK-A」と比較すると時間がかかっています。スタンダードクラスのG-Tune P5よりもワンランク上の快適性を求める方はそちらを検討するのも良いでしょう。
G-Tune P5-I7G60WT-Bはこんな人におすすめ
- 白いゲーミングノートPCが欲しい人
- 性能がトップクラスじゃなくても良い人
- 20万円くらいの予算の人
- コスパよりもサポート面重視の人
公式HP:https://www.mouse-jp.co.jp/
G-Tune P5-I7G60WT-Bの感想まとめ
G-Tune P5-I7G60WT-Bは、スタンダードクラスのゲーミングパソコンとしてはしっかりと結果を出せるモデルだったと思います。性能面で心配は必要ありませんし、ゲームもクリエイト作業も問題なくこなせる印象です。上を見れば他にも選択肢があるでしょうが20万円くらいの予算で性能と見た目を両立させている点は評価できると思います。保証も標準で3年、24時間×365日電話サポートつきという点で安心感も強いですね。
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マウスコンピューターは国内生産の安心できるメーカーさんです。魅力的なパソコンを他にも多数販売しています。より高い性能を求める方は、こちらの記事も参考にしてください。
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