Ryzen 5 7500FとCore i5-12400を性能比較！RAW現像、動画編集するならどっちがおすすめ？

Intel CPUとRyzen CPUの性能差をチェックします。

対象は「Ryzen 5 7500F」と「Core i5-12400」を比較していきます。ベンチマークやRAW現像、動画編集にどれくらいのちがいがあるのかを見ていきます。

ほかのCPUにも比較対象として登場してもらっていますので、参考にしてもらえると嬉しいです。

Ryzen 5 7500F vs Core i5-12400

解説に入っていく前に「CPUの見分け方や意味がわからない」という人がいれば、「CPUの選び方（スコア）」という記事を参考にしてください。

CPUスコア（PASSMARK）性能一覧

スコアはPASSMARKが公開しているデータを参考にしています。

Ryzen 5 7500FとCore i5-12400のスコアを比較してみると約38％の差があります。

Ryzen 5 7500Fのほうが流石に世代が新しいだけあって、性能的には第13世代Core i5-13400あたりと近いスコアになっています。Core i5-12400が型落ちとなって価格差が大きいなら目はつぶれる程度かもしれませんが、RAW現像や動画編集などではCPU性能は重要になります。長い目で見ても性能が良いほうをとったほうが後悔は少ないはずです。

もちろん性能重視の人にはCore i7搭載モデルをおすすめします。＞Core i7-13700搭載おすすめパソコン

比較に使ったパソコン

名前	GALLERIA RM5C-R35	mouse MH-A5G1B
画像
CPU	Core i5-12400	Ryzen 5 7500F
GPU	RTX3050	Radeon RX7600
メモリ	16GB	16GB
ストレージ	512GB SSD	1TB SSD
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マウスコンピューターとドスパラが販売するゲーミングデスクトップパソコンで比較を行います。

ベンチソフトによる性能比較

CPU-Zによるスコア

Ryzen 5 7500Fのほうがスコアは高いですが、シングルスレッドでは誤差レベル、マルチスレッドでは約15％の差です。

シングル性能は1％の差なので誤差レベル、マルチスレッドでははっきりとした差があります。マルチスレッドは動画編集などの作業で大きく影響するので、高負荷作業を多く行う人はRyzen 5 7500Fを選択するほうが良さそうです。

CINEBENCH R20によるベンチマークスコア

CINEBENCH R20のテストでも、Ryzen 5 7500Fが高スコアを出します。シングルスレッドは約7％高く、マルチスレッドでは約17%高くなりました。

これだけ差があるとできることにも差が出てきそうな印象ですね。Ryzen 5 4500は初心者やライトユーザーにはおすすめできますが、処理能力が足りるかどうかは十分検討したほうが良いでしょう。

RAWの一括変換にかかった時間を比較

RAWの一括変換にかかった時間を測定するために、一眼レフで撮影した150枚（5GB）の写真を現像します。

RAW現像はシングル性能が重要な作業ですが、Ryzen 5 7500Fが30秒ほど速く処理を終えています。数枚の現像作業をじっくり行うユーザーなら意識するほどでもありませんが、比較的多めの作業をこなす人はRyzen 5 7500Fを選択するほうが良いかもしれません。

動画のレンダリングにかかった時間を比較

一眼レフで撮影した5分間の4K動画のレンダリングにかかる時間を計測しました。使用した動画編集ソフトはResolveです。

本格的な4K動画編集はどちらのCPUもやや苦しいところはありますが、処理自体は問題なく行えます。搭載しているグラボがちがうので正確な比較ということにはなりませんが、Ryzen 5 7500F×RX7600でCore i5-13400F×RTX3060と同等クラスの処理が実現できているということになります。

Ryzen 5 7500Ｆ vs Core i5-12400 まとめ

・処理能力重視ならRyzen 5 7500Fを選ぶべし！
・特にマルチ性能で差が大きい！
・趣味使いならどちらでもOK！
・価格差も考慮して選択しよう！

第12世代インテルCore i5と比較してきましたが、処理能力だけならRyzen 5 7500Fが有利でした。特にマルチ性能では差が出ますし、RAW現像などのシングル性能重視の作業でもはっきりと差が出ていました。価格差が数万円差であればCore i5-12400も選択肢に入りますが、Ryzen 5 7500Fと勝負するならCore i5-13400という感じです。

おすすめパソコン

マウスコンピューター NEXTGEAR JG-A5G60

グラボがGeForce RTX4060になったことで、最新ゲームプレイ、動画配信、高解像動画編集にも対応できるモデルです。価格も15万円台と良心的ですし、もちろんアフターサービスも充実しています。個人的に買うならこのラインかな～とは思います。

ドスパラ GALLERIA RM5C-R35

Core i5-12400×GeForce  RTX3050を採用したコストパフォーマンスに優れたモデルです。従来Core i7を凌駕するほどのパフォーマンスに、ほどよい描画性能が備わっているのがポイント。フルHDクラスの処理なら問題なく行えますし、RAW現像やイラストなどにもおすすめ！

マウスコンピューター NEXTGEAR JG-A5G1D

マウスコンピューターの新ブランド「NEXTGEAR」です。価格は13万円台と激安で、価格をとことん抑えたい人におすすめのモデルです。フルHDクラスの処理なら難なく行えますし、写真や動画編集も楽しめます。標準で3年間のメーカー保証がついているのも魅力的です。

フロンティア FRGXB660シリーズ

Core i5-12400F×GTX1660SUPERならフルHDクラスの編集作業にも対応できます。ストレージ容量も多く、価格が税込12万円台と激安です。余った予算でキーボードやマウス、モニターなどの環境構築も良いでしょう。売り切れても在庫補充が入るケースもあるので定期的なチェックを！

ドスパラ GALLERIA RM5C-R36T

GeForece RTX3060Tiなら最新ゲームも高設定で遊べますし、Core i5-12400との組み合わせで多くの作業に対応可能です。価格も20万円を切っておりお得感があります。グラフィック性能に妥協したくないというユーザーにおすすめ！

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