Core i5-12400とRyzen 5 5600Xの性能比較！RAW現像、動画編集するならどっちがおすすめ？

インテル第12世代CPUとRyzen CPUの性能差をチェックします。

対象は「Core i5-12400」と「Ryzen 7 5800X」を比較していきます。ベンチマークやRAW現像、動画編集にどれくらいのちがいがあるのかを見ていきます。

参考にしてもらえると嬉しいです。

Core i5-12400 vs Ryzen 7 5800X

解説に入っていく前に「CPUの見分け方や意味がわからない」という人がいれば、「CPUの選び方（スコア）」という記事を参考にしてください。

CPUスコア（PASSMARK）性能一覧

スコアはPASSMARKが公開しているデータを参考にしています。

Core i5-12400とRyzen 5 5600Xのスコアを比較してみると、約47％程Ryzen 7 5800Xが高いです。

正直比較にするには厳しいかもしれませんが、Core i5-12400の単品価格は2.5万円程、Ryzen 7 5800Xが5万円前後と考えると納得ができるかもしれません。逆にCore i5-12400で大きな差が出なければ「めちゃくちゃ美味しいCPU」という見方も可能。

その辺をしっかりと分析できるように、ベンチマークだけでなく、RAW現像や動画編集などの作業を試してみました。

比較に使ったパソコン

名前	G-Tune EP-A	GALLERIA RM5C-R35
画像
CPU	Ryzen 7 5800X	Core i5-12400
GPU	RX6700XT	RTX3050
メモリ	32GB	16GB
ストレージ	1TB SSD＋4TB HDD	512GB SSD
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マウスコンピューターとドスパラのデスクトップパソコンで比較を行います。

ベンチソフトによる性能比較

ここからは、実際に僕がテストした数値を公表しながら性能差を見ていきたいと思います。

CPU-Zによるスコア

PASSMARKではRyzen 7 5800Xが圧倒的に上回っていましたが、Core i5-12400のほうがシングル性能が約5％高く、マルチスレッドはRyzen 7 5800Xが約34％高いです。

シングル性能が高ければゲームやRAW現像をはじめとする作業で良い結果を得られやすいです。動画編集などの作業ならマルチスレッドが効きますが、不要であれば安いほうを選ぶという手もあると思います。

CINEBENCH R20によるベンチマークスコア

CINEBENCH R20のテストでもCore i5-12400がシングル性能が高く、マルチスレッドではRyzen 7 5800Xが高くなりました。

用途や目的に合わせて両者どちらを選べばいいか変わりそうです。ただしRyzen 7 5800Xには熱の問題もつきまといますから、多少は割り引いて考えたほうが良いかもしれません。

RAWの一括変換にかかった時間を比較

RAWの一括変換にかかった時間を測定するために、一眼レフで撮影した150枚（5GB）の写真を現像します。

RAW現像では20秒ほどRyzen 7 5800Xが速く処理を終えました。150枚で20秒という差を大きいと見るか小さいと見るかは、普段行う現像処理枚数にもよるかと思います。

またRAW現像においてはCore i7-12700の処理スピードが圧倒的です。こちらも合わせて検討されると良いかと思います。

Core i7-12700搭載おすすめパソコン！RAW現像や動画編集におすすめのパソコンは？

動画のレンダリングにかかった時間を比較

一眼レフで撮影した5分間の4K動画のレンダリングにかかる時間を計測しました。使用した動画編集ソフトはResolveです。

参考までに過去のテスト結果をご紹介します。

動画編集の処理能力は、Ryzen 7 5800Xの方が手ごたえがあります。高解像度データ編集も安心して行える水準だと思いますし、動画クリエイターさんにはRyzenをおすすめします。

Core i5-12400も優秀ですが、感覚的にはガッツリと4K編集するには心もとない気がします。ただ編集ソフトの相性などもあるので、その辺は使いたいソフトの情報をじっくり探ってください。

Core i5-12400 vs Ryzen 7 5800X まとめ

・シングル性能はインテル、マルチ性能はRyzen！
・コスパ重視ならCore i5-12400！
・単体価格は2倍ほどの差があります！
・動画クリエイターにはRyzenがおすすめ！

第12世代インテルCPUと、Ryzen5000番台を比較してきました。作業によって得手不得手がわかれる印象ですが、価格差が小さいのであればRyzen 7 5800Xかなという印象。

Ryzen 7 5800Xの約半額のCore i5-12400は、コストパフォーマンスに非常に優れたCPUです。従来のCore i7に匹敵する性能ですし、ほとんどの人にとっては問題に感じない処理能力をもっています。個人的にはライトユーザーならCore i5、上級者ならRyzen 7 5800Xでもいいんじゃないかと感じます。

Ryzenは3000番台あたりもコスパが良いですが、性能面なら5000番台を選択するほうが恩恵を受けられます。

＞Ryzen搭載のおすすめパソコンをチェックする

おすすめパソコン

ドスパラ GALLERIA RM5C-R35

Core i5-12400×GeForce  RTX3050を採用したコストパフォーマンスに優れたモデルです。従来Core i7を凌駕するほどのパフォーマンスに、ほどよい描画性能が備わっているのがポイント。フルHDクラスの処理なら問題なく行えますし、RAW現像やイラストなどにもおすすめ！

マウスコンピューター DAIV Z7

マウスコンピューターのクリエイターモデルである「DAIV」のミドルクラスデスクトップパソコンです。第12世代Core i7-12700×RTX3060はクリエイターに人気の組み合わせです。高解像データ編集も視野に入るほど高性能です。今回は比較対象外ですが処理能力重視の方はCore i7-12700がおすすめですよ！

G-Tune EP-A

今回のテストではIntelに押され気味でしたが、Ryzen 7 5800Xもまだまだ現役で戦えるCPUです。グラボの性能も高く、ゲームや動画編集をしっかりと楽しむことができます。またRAW現像や動画編集も没頭できるパフォーマンスで、ストレスなく作業ができるのが特徴です。

ドスパラ GALLERIA ZA7R-R37

新筐体を採用したドスパラのデスクトップです。Ryzen 7 5800X×RTX3070の組み合わせで、安定した性能を発揮できるのが特徴。税込26万円台と現実的な価格ですし、高負荷な4K動画編集なども楽しみたいという本格派におすすめのモデルです。

フロンティア GAシリーズ（台数限定モデル）

フロンティアの台数限定セール対象のGAシリーズです。Ryzen 7 5800X×RTX3060Tiなら高解像データ編集にも対応できます。価格はマウスコンピューターやドスパラよりもお安いですので競争力はやや高めです。ただ、売り切れても補充が入ることもあるため定期的にチェックすることをおすすめします！

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