ドスパラ GALLERIA XA7R-R36をレビュー！ゲームよりもRAW現像や動画編集で光るデスクトップPC

ドスパラよりGALLERIA XA7R-R36をレビューします。（機材貸出元：株式会社サードウェーブ）

Ryzen 7 3700XとGeForece RTX3060の組み合わせは、ミドルクラスを求めるユーザーに人気の構成です！クリエイト用途でも高いパフォーマンスを見せ、税込17万円台～という価格も魅力的です。とてもコスパが高いデスクトップパソコンだと思います。

それでは、各ベンチソフトの結果や、実際にRAW現像、動画編集にかかった時間などを含めて実機レビューしていこうと思います。

GALLERIA XA7R-R36の性能

公式HP:https://www.dospara.co.jp

ドスパラのGALLERIA XA7R-R36は、GPUに最新のGeForce RTX3060を搭載したデスクトップPCです。

CPUにはRyzen 7 3700Xを採用しているので、ゲームだけでなく動画編集などの高負荷な作業にもピッタリ。グラフィックはRTX3060はどの程度のパフォーマンスが出せるのかも注目です。

新筐体を採用したモデルで、前面にブランドロゴが入ります。周囲はLEDがほどこされており、好みに合わせて電飾を楽しめます。

トップには4つもUSBが装備されています。デバイス類がついつい増えてしまうユーザーにとっても嬉しい仕様ですね。斜度がついているので抜き差しも楽々です。本体側面がクリアパネルになっているので、内部を光らせて楽しむことも可能。

GALLERIA XA7R-R36のスペック

テストで使ったモデルの内部はこんな感じ。内部に余裕があるのでカスタマイズ、メンテナンス性も高く、エアフローの妨げになりそうな感じもしませんね。安定した性能を継続して発揮してくれそうな予感がします。

パーツの話がピンとこない方は、下記の参考記事をご覧ください。基本的なことが理解してもらえるはずです。

CPU Ryzen 7 3700Xの性能

搭載されているCPUはRyzen 7 3700Xです。8コア16スレッドのCPUで、通常は3.6GHzで動作し、負荷がかかった時にはオーバーブーストで最大4.4GHzまでオーバークロックします。

クロック数は高くありませんが、コア数が多く並列処理で強さを見せるCPUです。インテル製に比べて消費電力が少ないのもメリットでしょうか。

CPU-Zによるベンチマークスコア

CPU-Zによるスコアは以下の通りです。

シングルスレッドのスコアが523.0、マルチスレッドが5565.5となりました。

シングルスレッドではインテル製CPUが有利な面もありますが、マルチスレッドではRyzen勢が有利な印象です。Ryzen 7 3700XがCore i9-9900Kに迫るスコアを見せているのも印象的です。

CINEBENCHによるベンチマークスコア

CINEBENCHによるスコアは2108でした。

CINEBENCH R15の結果を見ると、Core i9と同等かちょっと高いくらいのスコアになっています。価格を考えるとかなり健闘していると思います。

CINEBENCH R20では5000にせまるスコアをマーク。

ストレージ性能

Cドライブは512GB NVMe SSD搭載しており、読込速度は約3500MB/s、書込速度は約2360MB/sという結果になりました。

・SSDとHDDどちらを選ぶ？性能を比較してみた

GALLERIA XA7R-R36（RTX3060）のグラフィック性能・ゲームスコア

GALLERIA XA7R-R36に搭載されているグラフィックはGeForce RTX3060です。

ほとんどのゲームを問題なくプレイできるレベルで、コスパよくゲームを楽しみたい人にも最適だと思います。これ以上を求めると20万円超えを覚悟しないといけません。

CINEBENCHのベンチマーク

結果は184.13fpsでした。

従来のGeForce RTX2060だと108fpsでしたので大幅なスコアアップと言って良いでしょう。

FF15（重たいゲーム）のベンチマーク

重たいゲームの代表格であるファイナルファンタジー15のベンチ結果です。

フルHDクラスならまず不満は感じないでしょうし、4K解像度でもタイトルによっては十分プレイできると思います。ゲーミング性能を重視するなら、上位クラスのRTX3070とかを選択するほうが価値があるかもしれません。

RTX3060はコスパよくゲームを楽しみたい人向けな印象です。

RAW現像にかかる時間は？

約150枚（5GB）のRAWデータを一括変換した時にかかった時間は「4分28秒」でした。

現像に使ったソフトは無料ソフトの「RawTherapee」で、JPEG品質は90％、高画質での変換です。このソフトはかなり重たいのですが、画像の表示も速く、編集を当てても一瞬なので快適でした。

参考までに過去のテスト結果をご紹介します。

Ryzen 7 3700XのRAW現像処理能力は高く、なぜかRyzen 9 3900Xよりも速く処理しています。

もちろんこれはパーツ構成やタイミングにもよるので、あくまでも参考程度ですが悪い気はしません。クロック性能ではインテルに分があるためか、ベンチテストの結果よりも大きな差はつけていない印象を受けます。しかし十分な早さです。

動画の書き出しにかかる時間は？

使用した動画編集ソフトはResolveです。

4K動画（24P）約5分間の映像のレンダリングにかかった時間は、約3分26秒でした。

書き出しの条件は以下の通りです。

このクラスのパソコンとしては、かなり良い処理測度です。過去にテストしたドスパラのガレリアXF（Core i7-9700K×RTX2070）だと5分14秒だったんですよね。→ガレリアXFのレビューはこちら

少し前の世代とは言え、4K解像度の処理を約1分半縮めるというのはすごいです。パソコン買い替えを考えるタイミングとしても悪くない気がします。

パソコンはうるさい？静音性は？

GALLERIA XA7R-R36で特徴的だと思ったのが静音性です。14cm 静音FANがフロント、リア、トップに装備されているので排熱も良好ですし、とても静かで個人的にはツボでした。

ただしリアとトップフローで排熱するので、設置する場所によっては人間が熱に苦しめられる可能性もあります。僕はデスク下に設置してみましたが、夏場だったこともあり割と熱がこもる印象は受けました。（冬場はあったかそうですが笑）

それとパソコン上部にあまりモノはおかないほうが良いでしょうね。

出荷は遅い？どれくらいで到着するの？

ドスパラは納期短縮に力をいれているので、早いモデルだと翌日出荷されます。本機も翌日出荷対応モデルになっていますので、すぐパソコンが欲しいという人にも嬉しいですね。

GALLERIA XA7R-R36のインターフェース

前面:USB 3.2 Gen1 Type-A x4
背面:USB3.1 Gen1（Type-A) x6

GALLERIA XA7R-R36のデメリット

・ゲーミング性能がもう一歩
・メモリは32GBにしても良いかも？
・排熱の処理、設置場所に悩むかも？

GALLERIA XA7R-R36は、ゲーミングマシンとしての性能はもう一歩という印象。上位に4K解像度でも快適に遊べるRTX3070があるので、少しの差なら頑張ってみる価値があると思います。

写真編集や動画編集には強みを見せていますし、これ以上のコストをかけても大きな差は生まれないことからクリエイターにこそ旨味の強いパソコンになっている印象を受けました。特に動画編集を中心に作業する人には、かなりおすすめです。

GALLERIA XA7R-R36はこんな人におすすめ

公式HP:https://www.dospara.co.jp

GALLERIA XA7R-R36の感想まとめ

ドスパラのGALLERIA XA7R-R36をレビューしてきました。

Ryzen 7×RTX3060は十分なパフォーマンスを見せてくれますし、価格的に考えてもメリットが勝つ印象を受けました。最近は市場でグラボが枯渇している状況もありますし、いっそパソコンごと買い換えるというのもタイミング的に良いのかもしれません。

ドスパラは国内生産ですし、万が一の時は実店舗なんかで相談もできるので安心感があります。他にも多数のパソコンを販売しているので、チェックしてみても良いかもしれません！

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